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軽いPCゲームに好適!7万円台からの「Ryzen PRO 4000G」搭載BTO PCまとめ

2020年10月29日 11時00分更新

文● ジサトラハッチ 編集●ASCII

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レトロゲームなど軽いゲームは60fps張り付きでプレイ可能

「DeskMini X300」検証時は、「VALORANT」や「フォートナイト」といったeスポーツ大会も盛んで人気の高い軽めのFPSを中心にフレームレートを計測してみたが、今回は国内でも今だ人気No.1のエレクトロニック・アーツの「Apex Legends」の他、FPS以外のジャンルのPCゲームでどれぐらい快適に動作するのかを試してみた。グラフィック設定は、当然各ゲーム異なるが、フレームレート計測はいずれも「CapFrameX」を使用している。

 まずは「Apex Legends」だが、グラフィックス設定はデフォルトのまま、解像度フルHDでのフレームレートは平均25で、画面がカク付いてプレイが厳しいレベル。解像度をHDにしてみると平均44fpsで、一応一般的なテレビで表示できる30fpsは超えるため、カジュアルで遊ぶ分には問題ないが、勝負に勝つには厳しいといった印象だ。やはり、やや重いと評価されているFPSゲームはビデオカードなしだと平均60fps以上は厳しいようだ。

 次に同じくエレクトロニック・アーツで、10月6日に発売されたばかりの人気サッカーゲーム「FIFA 21」でフレームレートを計測。レンダリング品質は「非常に高い」に固定したが、MASS設定はあまり変える人がいないと思うので「自動」にし、フレームレートは「FPS制限なし」にした。

FIFA 21の設定画面。グラフィックスの設定はFPSゲームほど多くはない。計測は「フルスクリーン」で行なっている

 解像度フルHDでは、平均52.3fpsとやや60fpsに届かなかった。一方、HD画質では平均84.2fps、最低フレームレートも63fpsと60fpsを超えている。サッカーゲームといえば、本シリーズとコナミの「ウイニングイレブン」シリーズが、2大タイトルとして長らく愛されている。「ウイニングイレブン」シリーズにおいては、国内ではコンシューマーゲーム機版のみ流通されているため、フレームレートは60fpsまでで、ディスプレーには応答速度のみ求める人が多い。

 もちろん、フレームレートが高ければ、選手の動き出しなどを察知することがコンマ何秒か早いと感じる人もいるだろうが、フルHDでも十分快適で、ソロプレイであれば特に問題は感じなさそうだ。余談だが、ゲームの仕様なのかコーナーを割り、ゴールキックになった場合はどの設定であってもフレームレートが30fps固定になった。そのため、計測は1分間ゴールキックにならずにプレイした場合の数値にしている。

 PCゲームによっては、60fpsで頭打ちになるゲームもある。たとえば、レトロゲームなどは60fpsのものも多いだろう。そこで次に今年6月14日にSteam版を突如発売したアトラスの人気RPG「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」でフレームレートを計測。

 本作は2008年にPlayStation 2(PS2)で発売された「ペルソナ4」に、数々の新要素が追加され2012年6月14日にPlayStation Vita(PS Vita)で発売された。ちなみにPS2の解像度は720×480ドットで、PS Vitaが960×544ドットだったが、Steam版は1920×1080ドットのフルHD出力に対応している。

 解像度フルHDにして計測したところ、平均fpsが59.7fps。戦闘シーン移行の画面転換などで瞬間的にフレームレートが半分ほどに落ちるが、基本的にはほぼ60fpsに張り付き快適にプレイできた。

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