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アンケート機能の強化、管理者/監査権限のカスタマイズ機能追加など

ネオジャパン、ビジネスチャット最新版「ChatLuck V3.7」提供開始

2020年10月23日 10時30分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 ネオジャパンは2020年10月23日、ビジネスチャット製品の最新版「ChatLuck V3.7」を提供開始した。新たにチャット上で実施できるアンケート機能を強化したほか、メッセージ内容などの監査(参照)権限のカスタマイズ機能なども追加されている。

ネオジャパンのビジネスチャット「ChatLuck(チャットラック)」。最新版ではアンケート機能や管理機能を強化している

 ChatLuckは、グループウェア「desknet's NEO」を開発/提供する同社が2015年から提供しているビジネスチャット製品。

 新版のV3.7ではまず、アンケート機能を大幅に強化している。1つのアンケートで複数の設問を設定できるようになったほか、回答形式として自由入力を追加。またアンケートへの回答をCSVデータでまとめてダウンロードできるようになった。

アンケート結果を可視化する機能に加えて、新たにCSVデータのダウンロード機能が追加された

 管理者向け機能では、これまで「システム管理者」ユーザーに与えられていた監査権限を、個別にカスタマイズできるようになった。これにより、たとえば総務/人事部門の管理者にユーザー追加を許可しつつメッセージ内容は参照できないようにしたり、監査担当者を一般ユーザーのままで監査権限だけを与えるといった設定が可能になった。

新しい「運用管理者設定」機能。監査担当者だけにメッセージ参照権限を与えるようなカスタマイズが可能に

 そのほか、ユーザープロフィール項目の変更制限機能、オンプレミス設置時にプロキシサーバー経由でiOS/Android端末へのプッシュ通知送信ができる機能などが追加されている。

 なおChutLuckでは、クラウド版に加えてオンプレミス導入が可能なパッケージ版もラインアップしている。導入社数のおよそ2割を占めるパッケージ版は、とくに厳しいセキュリティ要件のためにクラウド型ツールが導入できない自治体や社会インフラ事業者、製造業などで、数千~数万ユーザー規模の導入実績を多く持つという。

 ChutLuckの税抜価格は、クラウド版が初期費用なし、月額費用が1ユーザーあたり300円。パッケージ版は、ルームライセンス(10ルームまで)が初期費用15万円、次年度以降が年額3万円。同 ユーザーライセンス(ルーム数制限なし)が初期費用36万円から、次年度以降が年額7万2000円からとなっている。

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