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買い替え相談をスムーズに行なう方法を模索

事前調査は怠るなかれ!知識ゼロの同僚にWi-Fi 6対応無線LANルーターを勧めた話

2020年10月26日 11時00分更新

文● ジサトライッペイ 編集●ASCII

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 もはやPCやスマートフォンといったデバイスは1人1台が当たり前の時代だ。日常的に使うデジタルデバイスとして、いまさらその操作に迷う人は少ないだろう。しかしながら、そのPCやスマートフォンを取り巻く周辺機器、なかでも「無線LANルーター」については、いまだに何を選んだらいいかよくわかってない人が多い。

 実際、筆者もPCやスマートフォンを買い替えた知り合いから、「お店の人が最新のWi-Fiを使うならそれに対応したルーターが必要ですよ」と言われたので適当なものを見繕ってほしいという相談が多い。デジタルガジェットに強いアスキー読者のみなさまにおいても同様の相談をされ、その説明や検索代行などで可処分時間を削られている人が多いのではないだろうか?

 そこで、今回はそんな相談を受けた場合のスムーズな対処法を模索していきたい。

今回の被験者:弊社営業部のO山氏(20代・♀)。日頃、筆者と一緒にタイアップ案件(YouTuber的に言うと、企業案件)をこなすことが多い若人。所有PCは会社から支給されたノートPCのみで、スマホの扱いには精通しているが、PC知識は皆無のいわゆる「イマドキの若者」

 実験を進めるにあたり、「無線LANルーターをはじめIT系知識にうとい人」を被験者に定める必要があったので、弊社営業部のO山氏にご協力いただくことにした。その仕事の性質上、営業は最低限の製品知識(発売日や価格など)さえ知っていれば、あとは編集者が記事を制作するので、さほど詳しくなくてもOKな職種だ。とは言え、もちろん詳しいに越したことはないが……。

 最近、そんなO山氏から「最近無線LANルーターが遅いと感じることが増えた」と買い替えの相談を受けたので、これ幸いと今回の企画を持ちかけた。筆者は初心者へ無線LANルーターの買い替えを効率良く促す方法を模索できるし、O山氏は無線LANルーターの知識を勉強でき、営業としてさらなるステップアップも期待できる。毎度メーカーさんとのミーティングの後に筆者が詳しい説明をしてポカンとした顔をされ、もの悲しい気持ちになることもなくなる一石三鳥のプランだ。

買い替え候補のWi-Fi 6対応無線LANルーターは3機種提案

 今回、O山氏のために筆者が用意した無線LANルーターは、最新規格「Wi-Fi 6」(すなわちIEEE 802.11ax)に対応したASUS製の3モデル。Wi-Fi 6は従来規格よりも高速に通信でき、対応PCやスマホも続々と増えているので、将来的に長く使えるからである。また、ASUS製品はスマホのアプリで初回セットアップが完了できるため、初心者には非常に扱いやすい。

候補その1:お手頃なエントリーモデル「RT-AX82U」

ASUSのWi-Fi 6対応無線LANルーター「RT-AX82U」。実売価格は2万4000円前後

簡易NAS機能対応のUSBポートやゲームの通信を優先できるLANポート「ゲーミングポート」を備えるコストパフォーマンス重視のモデル

候補その2:2.5Gb接続もいけるミドルレンジ「RT-AX86U」

ASUSのWi-Fi 6対応無線LANルーター「RT-AX86U」。実売価格は2万9500円前後

2.5Gb WAN/LANポートを備えるRT-AX82Uの上位モデルだけあって、簡易NAS機能対応のUSBポートも2基搭載する

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