第二言語習得研究や行動科学マネジメントを元に科学的な英語研修を実施
英語研修サービス「ENGLISH COMPANY for biz」が課題を見極めて最短ルートで英語力をアップできる秘訣
2020年11月26日 11時00分更新
モチベーションではなく「習慣化」で無理なく英語を身につける
カリキュラムを提示するだけでなく、研修スタート後のケアにも力を入れている。企業からの指示で英語を学ぶ多くの社員に共通する悩みが、仕事と勉強の両立だ。大抵の企業は、英語学習を業務外の時間に行っているが、忙しかったり残業が続くと、つい後回しになってしまう。学習期間がズルズルと伸びたり、フェードアウトしてしまう社員も少なくない。
「忙しいビジネスパーソンにとって、英語学習を続けるのは想像以上に大きなハードルです」と話す岡氏。そこで、行動科学マネジメントⓇに基づいて英語学習を習慣化するためのサポートも講師が行うという。「誤解されがちですが、継続のために大切なのはモチベーションではありません。重要なのは『モチベーションがなくても続けられるしくみ』です」(岡氏)。
同社では、この行動科学マネジメントの導入にあたり、日本における行動科学マネジメントの第一人者であり、『続ける技術』などのベストセラーの著者でもある石田淳氏の協力を仰いだという。(行動科学マネジメントⓇは、ウィルPMインターナショナルの登録商標)
講師はコンサルティングを行う際に、社員の起床時間や通勤時間、家事など、一日のスケジュールを書いてもらい、どこで学習時間を捻出するかアドバイスする。「一日の終わりにまとめて取るのは難しいことですし、疲れていたらやる気にもなりません。そのため、通勤や家事の最中、リラックスタイムの前などの隙間時間を積み上げて、一日のトータルで学習時間を取れるようにフォローしています」(武藤氏)。
学習を習慣化できるように「駅まで歩く間にリスニングをする」「スマホのトップ画面に英単語アプリを置いておく」「テレビリモコンの横に単語帳を置いておく」といった、一見地味だが生活リズムの中でいつでも英語に触れられるように、取りかかりのハードルを下げるための環境作りも助言している。「英語学習は、受講期間が終わった後も自ら継続的に行う必要があります。歯を磨くのと同じで、『勉強をしないと気持ち悪くなる』ように習慣を身につけてほしい」(岡氏)と話すだけあって、研修終了後も電車に乗ると癖で単語帳をめくってしまう社員もいるそうだ。
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