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グーグル純正スマートスピーカー「Google Nest Audio」レビュー 音質と機能がパワーアップ!

2020年10月15日 00時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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Homeアプリのイコライザー設定から低音と高音のバランスが任意のレベルに調整できる

本格的なオーディオとして楽しめるスピーカーになった

 Nest Audioのサウンドは、Spotifyで配信されている音源を聴きながらチェックした。確かにパワーは強化されているし、ボリュームを大きくしても音が歪まない。低音域の量感はとても豊かだ。重心も低く安定している。このサイズのスピーカーとしては、実に堂々とした鳴りっぷりだ。Nest MiniもGoogleアシスタントに対応するスマートスピーカーの入門機として魅力的だが、音楽再生のパフォーマンスは音の厚みと力強さで遠くNest Audioに及ばない。じっくりと音楽に向き合いながら本格的なリスニングを楽しみたいのであれば、“オーディオ”としての充実度が飛躍的にアップしたNest Audioを迷うことなく選ぶべきだ。

 ただし、スピーカーの音質には人それぞれの好みもあるだろう。Nest Audioのサウンドチューニングはややウォームで中低域を前面に押してくる傾向だ。ゆったりと響く低音の余韻はとても伸びやかで心地よいのだが、全体を俯瞰してバランスを見ると少し低音が支配的な感じも受ける。中高域の音の輪郭をよりシャキッとさたせたい場合は、Homeアプリからアクセスできる「イコライザーの設定」から低音/高音のバランスを好みに合わせて微調整すると良いだろう。

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