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T教授の「戦略的衝動買い」 第602回

少子高齢化時代の必需品、GPSトラッカー「まもサーチ」を手に入れた

2020年10月09日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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同梱物は本体であるまもサーチ(下)となかなか有用な"充電ドック"(上)と取説のみとシンプルだ

オプションで入手できるラバー製のプロテクターと引っ掛けフックは児童にもシニアにもきわめて有用だ

丸くコンパクト、重量イメージとしては10円硬貨4〜5枚

 サイズ的には今回ご紹介するまもサーチの方が見た目も丸くコンパクトで、外形サイズは500円硬貨をふたまわりほど大きくした感じ。実際の重量もどこかなGPSより14gほど軽いたったの20g、重量イメージとしては10円硬貨4〜5枚と同等の軽さだ。

サイズは500円硬貨よりふたまわり大きな直径45.5mm。重量は20gで10円硬貨4〜5枚分

どこかなGPSはUSB充電ケーブル直結だが、まもサーチは充電ドックに載せるだけ充電で……これは使いだすとその便利さに気づく

 いずれも内蔵SIMとGPS機能、バッテリーを搭載し、GPS衛星から得た自身の位置情報をWi-Fiやみちびきなどで補正し、定期的にサーバ側に知らせてくれる。そしてスマホに専用の追跡アプリを導入した保護者や管理者、管理者の承認した準管理者がまもサーチを携帯している人の位置情報をや移動情報を24時間365日取得できる便利な商品だ。

 ここ1年ほどで急増したこれらのGPSトラッカーは、一般的には学童向けが大半だが、団塊の世代が後期高齢者になるこれからは、シニア向けのIoT製品としても脚光を浴びるだろう。

 今回、筆者がまもサーチを使ってみてもっとも便利だと感じたのは、充電機能だった。どこかなGPSもFamilyDotもデバイス本体にmicroUSBポートがあり、ケーブルを直接差し込んで充電する仕組みだ。

 小さく携帯しやすいことが商品の大きなメリットとなるGPSトラッカーは、大きな充電池を搭載することができないという矛盾を抱えた商品だ。また正確な移動経路を表示しようとすれば、サーバーへの位置情報の更新が頻繁になり、バッテリー消費も増加する。それゆえ、GPSトラッカーという商品は、どうしても充電操作が頻繁に必要になってくる商品なのだ。

 まもサーチは唯一、同梱の"充電ドック"(充電台)に置くだけで充電開始してくれる便利な機能を採用している。充電ドックをUSBケーブルでUSB ACアダプターにさえ接続しておけばよいのだ。

 まもサーチも実際には、学童のランドセルなどにフックを使ってぶら下げる使い方が一般的だと思うので、できれば玄関先の下駄箱の上などで充電できれば、登校時、帰宅時に忘れることなく、取り付け、取り外しして適時充電ができることが理想だろう。

最寄りにACコンセントがない場所で充電が必要なら、USBモバイルバッテリーを使える。筆者宅では玄関の下駄箱の上で活用している

 玄関先にACコンセントなどがなければ、2万mAh程度の大型のUSBモバイルバッテリーに充電ドックを常時ケーブル接続して使用するのも有効な手段だ。

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