さとうなおきの「週刊アジュール」 第147回
コミュニケーション機能をアプリに組み込める「Azure Communication Services」を発表
「Ignite 2020」で発表されたAzureアップデート《アプリ開発編》
2020年10月05日 08時00分更新
Azure Kubernetes Service (AKS):起動/停止、VS Code、RBAC、Azure Policy、Azure Stackなど
Azure Kubernetes Service (AKS)は、マネージドKubernetesサービスです。
Azure Kubernetes Service (AKS) クラスターの起動/停止機能が、パブリックプレビューになりました。これによって、クラスターを維持しつつ、コストを削減できます。
Visual Studio Code拡張機能「Azure Kubernetes Service」(プレビュー)の新バージョンが、リリースされました。これによって、Visual Studio Codeから、AKS Periscope、AKS診断を実行できるようになります。
Azure Kubernetes Service (AKS)で、既定のストレージクラスをカスタマイズする機能が、GAになりました。
Azure Confidential Computingは、TEE(信頼できる実行環境)を利用して使用中のデータを保護できるデータセキュリティ機能です。
7月にプライベートプレビューになっていた、Azure Kubernetes Service (AKS)でのAzure Confidential Computingに対応したDCsv2シリーズVMのサポートが、パブリックプレビューになりました。
Azure Kubernetes Service (AKS)で、Azure RBAC(ロールベースのアクセス制御)のサポートがパブリックプレビューになりました。Kubernetesリソースへのアクセスに、Azure RBACを使えます。
Azure Kubernetes Service (AKS)で、Azure PolicyアドオンがGAになりました。Azure Policyアドオンを使うと、Kubernetesリソースに対してポリシーを施行できます。
Azure Stackは、Azureのサービスと機能をオンプレミスやエッジに拡張する製品群です。Azure Stackは、統合システムのAzure Stack Hub、HCIのためのAzure Stack HCI、アプライアンスのAzure Stack Edgeで構成されています。
Azure Stack Hubで、Azure Kubernetes Service (AKS)がプライベートプレビューになりました。
Azure Stack HCIで、Azure Kubernetes Services (AKS)がパブリックプレビューになりました。
Azure Kubernetes Service (AKS)で、Kubernetes 1.18がGAになり、Kubernetes 1.19がパブリックプレビューになりました。
Azure Kubernetes Service (AKS)で、Ubuntu 18.04のサポートがGAになりました。
Visual Studio、Visual Studio Codeで、「Bridge to Kubernetes」がGAになりました。Azure Kubernetes Service (AKS)のサポートがGAになり、他のKubernetesプラットフォームのサポートはプレビューです。
- 更新情報「Public preview: AKS start/stop cluster feature」
- 更新情報「Visual Studio Code extension diagnostics + periscope」
- 更新情報「GA: Azure Kubernetes Service mutate default storage class feature」
- 更新情報「Confidential computing nodes (DCSv2) support on Azure Kubernetes Service (AKS) in public preview」
- 更新情報「Public preview: Azure role-based access control (RBAC) for Kubernetes authorization」
- 更新情報「GA: Policy add-on for Azure Kubernetes Service」
- ブログポスト「Azure Stack Hub Updates at Ignite 2020」
- ブログポスト「AKS on AzureStack HCI - now in Public Preview」
- 更新情報「Public preview: Azure Kubernetes Service support for Kubernetes 1.19」
- 更新情報「GA: Azure Kubernetes Service support for new base image Ubuntu 18.04」
- ブログポスト「Bridge to Kubernetes GA」
- ブログポスト「Enterprise grade Kubernetes on Azure」
- ブログポスト「Achieving business resilience with cloud application development」
Azure Logic Apps:ランタイム、Visual Studio Code、デザイナーなど
Azure Logic Appsは、多数のコネクターを通してビジネスプロセスを自動化するワークフローを開発できる統合プラットフォームサービスです。
Azure Logic Appsの新しいコンテナー化されたランタイムが、パブリックプレビューになりました。このランタイムはAzure Functionsで使われているものと同じランライムなので、Azure Functionsが動作するところ(Azure Functions、Azure App Service、Kubernetes、Docker、あらゆるクラウド)で、Azure Logic Appsも動作可能になります。Azure Private Linkによるプライベートエンドポイント、仮想ネットワーク(VNet)アクセス、デプロイスロットなどの機能もサポートされるようになります。
また、次の新機能もパブリックプレビューになりました。
- ローカル開発をサポートする、新しいVisual Studio Code拡張機能「Azure Logic Apps」
- Github Actionsとの統合
- リクエスト/レスポンス型のシナリオでのパフォーマンスを大幅に改善できる、新しいステートレスワークフロー
- 複雑なワークフローの作成を簡素化する、新しいデザイナー
- 更新情報「Logic Apps updated with new hosting options, improved performance and developer workflows」
- ブログポスト「New Logic Apps runtime, performance and developer improvements」
- ブログポスト「Achieving business resilience with cloud application development」
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