●ネットワークを借りているMVNOには土台無理
あるキャリア関係者は「一つの基地局に、大量に通信を行なうユーザーが集中して使われると混雑して困ってしまうが、そうでなければ、分散して基地局が使われるので、さほどネットワークの負荷にはならない」と語る。
キャリアからすれば、自前のネットワークであり、全国に何十万とある基地局にトラフィックが分散すれば、使い放題プランを提供しても、さほど困りはしないというわけだ。
ただ、5Gの開始と同時にキャンペーンで容量無制限を提供しているNTTドコモは、最初から容量無制限の正式プランを提供してしまうと、ネットワークに膨大な負荷がかかり、後戻りできなくなる懸念があったようだ。そこで、開始当初は「キャンペーン」にしておくことで、いつでもやめられるような建て付けにしていたようだ。
実際に容量無制限キャンペーンが提供され、数ヵ月が経過しているが、7月の段階で吉澤和弘社長は「今の状況であれば、現状のネットワーク設備で、しばらく無制限のキャンペーンは提供し続けられるのではないか」としている。
キャリアですら、おっかなびっくりで提供している容量無制限サービス。ネットワークをお金を払って借りている立場であるMVNOが、容量無制限サービスを提供し続けるというのは土台無理があるというわけだ。
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