電源、水、コーヒー豆の入れ忘れに注意!
作成が超簡単で有効なシーン作成ではあるが、忘れてはならないのは、まずスマート全自動コーヒーメーカーのAC電源がちゃんと壁面コンセントに刺さっていて、Wi-Fiがキチンと動作していることが第1条件、そして第2条件は必ず水タンクに必要量の水が入っていること。そして第3条件はメッシュフィルター内に必ずコーヒー豆が入っていることだ。
この3点が確約されないと、まったく何も起こらないか、ミル機能の粉砕能力を見て遊ぶか、オフィスに着いて単なる御白湯を飲むかのいずれかになる。幸い、電源に関してはACコンセントが30分以上抜けていると、スマホにお知らせが送られてくるので、スマート全自動コーヒーメーカーの設置場所に誰かいればリカバリーは可能だ。
もちろん人に頼るのなら豆も水も同様だが、そうなればスマート全自動コーヒーメーカーは単なるスマホ型起爆装置になるだけなので、それではあまりにも残念なので、普段から注意深さは必要だ。
シーンを選択するだけではやっぱり寂しいと思うなら、そのトリガーを音声で格好良く見せることも簡単で可能だ、筆者宅では今や、OK Googleさんはたったの1台。一方、Alexaちゃんはキチンと数えたことはないが6〜7台くらい。なので今回もスマート全自動コーヒーメーカーをAlexaと連携してみた。
この設定もきわめて簡単だ。Alexaアプリを起動して、すでに+Styleスキルが導入されていれば、コーヒーメーカーを新しいデバイスとして追加するだけ。続いて因果関係の構築である「定型アクション」を作成する。今回は"アレクサにコーヒーを淹れてもらう"というモノ。内容的には、「アレクサ、コーヒーメーカーを付けて」と呼びかけると、「かしこまりました」と言ってスマート全自動コーヒーメーカーをスタートさせてくれるというシンプルなモノ。
そしてもうひとつは、すでにあった定型アクションである「アレクサ、おはよう」と声がけすると、筆者宅の廊下の足元灯をオフにして、今日の天気予報を読み上げる、続いて今日の予定を読み上げるという定型アクションに、+Styleの「珈琲を淹れる」というシーンを取り込んだモノだ。
朝起きて「アレクサ、おはよう!」と声をかけるだけで、廊下の足元電気を消して、天気予報の読み上げ、予定の読み上げ、コーヒーを淹れるの一連の朝の作業を自動化してくれる
これで朝起きて、「おはよう!」と声をかけるだけで、廊下の電気を消して、天気予報の読み上げ、予定の読み上げ、コーヒーを淹れるという一連の朝の作業を自動化してくれる。
今回も、アプリ連動とその流れを中心にご説明したが、スマート全自動コーヒーメーカーの物理的な作業は、ごく普通のコーヒーメーカーと同様だ。とにかく忘れてはならないのは、コンセント、豆を入れる、水を入れるの3点。
実際のコーヒーを淹れる操作を電源オンから、保温にいたるまでの実働経過をスマホでモニターしているのはなかなか楽しいモノだ。我が家で唯一評判の良くなかったのは、最後の残骸である、湿気たっぷりの粉の後始末だった。フィルターを取ってゴミ箱に捨てても完全には捨てきれず、1日に何回も残った粉を流しで洗うとシンクの排水溝が詰まってしまう。
これは昨今の多くのコーヒーメーカー共通の問題点かもしれないが、そういう人は最初から捨てやすい紙フィルターを使うのが普通なのかもしれない。しかし、豆から挽いて飲むコーヒーには独特の味わいがあり、捨てがたい魅力でもある。引き籠りが長引きそうな令和の新時代には、さまざまなコーヒーの味わい方があってもよいだろう。
IoTスマート全自動コーヒーメーカーは、自宅にいる時間の多い現在、コーヒー愛好家のコーヒーに対する関りの幅をより広げてくれそうな逸品だ。自宅やオフィス、仲間との楽しいサードプレースなどにマルチで設置してもなかなか楽しそうだ。
今回の衝動買い
アイテム:スマート全自動コーヒーメーカー
・購入:+Style
・価格:1万1800円(2020年8月9日時点の割引価格)
T教授
日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。
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