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T教授の「戦略的衝動買い」 第591回

自分専用の付箋紙をスマホで印刷できる「ネモニック」を衝動買い

2020年07月24日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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自分専用オリジナルの付箋紙もたった3分で作れる!ベースとなる付箋紙を開いて、お好みのイラストや文字をレイアウトすればあっと言う間にでき上がる

カスタマイズ付箋紙のつくり方を紹介

 さて、これまでのところでネモニックのできることの概要は、ご理解いただけたと思う。最後に今回筆者が作成した、自分専用のカスタマイズ付箋紙のつくり方の工程を簡単にご紹介したい。

 まずメニューの最下段左端にある「新しいノート」を選ぶと、現在の付箋紙カラーの80×80㎜サイズのブランクフォームが表示される。もちろんフォームサイズは、前述の7種類のサイズから任意のものを選ぶことができる。

 今回はまず、連載のトップで使用しているT教授のイラストを取り込み、少し縮小して付箋の左下辺りに配置した。続いて連載のテーマである「T教授の戦略的衝動買い」というテキストとメールアドレスを入力してサイズ調整、適当な位置関係で配置した。

感熱紙カートリッジを交換するだけで、プリンターテンプレートとして登録しておけば、スマホと連携することなくいつでもマイオリジナル付箋紙をクイックに印刷できる

 たったこれだけの作業で、筆者専用のオリジナルデザイン付き箋紙ができ上がってしまう。全工程でかかった時間は約3分ほど。最後は付箋紙背面の糊付け位置(内部にスラッシュが3個横並びのオレンジ色の丸いマーク)だが、上辺のこの位置のままでよければ、これで完成だ。あとは印刷するだけだ。

 実際に同じフォーマットでよければ感熱紙カートリッジを変えるだけで、即座に色違いの専用付箋紙がいくらでも印刷できる。プリンターテンプレート付箋として登録さえしてしまえば、必要な時にいつでもネモニック本体のボタンを押すだけで付箋紙専用ディスペンサーのようにいくらでも印刷されて出てくる。

パソコンのWindows版付箋紙アプリ。機能的にはスマホ版のサブセット的だ

 最後になったが、ネモニックはスマホとのBluetooth接続以外に、パソコンとのUSBケーブルによる接続もサポートされている。実際に筆者は、Windows 10で動作しているThinkPad 25に接続して使っている。

パソコン版アプリには、ネモニックの窓から見えるデスクトップのどんな場所の景色でもスクショ可能だ。もちろん窓枠のサイズ、位置はマウスで自由に変えることができる。これはなかなか便利だ

 基本的にはスマホ用のnemonic-Sticky Notes Appと類似しているが、スマホアプリの方が機能はかなりリッチだ。ただひとつおもしろいのは、ネモニックの窓フレームを開いて、その窓フレームをマウスで自由にサイズ変更、場所移動させて、その時に見えるデスクトップ上のありとあらゆるものをスクショして印刷出力できる機能が付いている。単機能で小さなアプリだが、これはなかなか便利な使い方ができそうでうれしいモノだ。

ネモニックとスマホでオリジナル付箋紙を作り出すといつまでも遊んでしまう

 筆者個人的には、大きなサイズのカラーインクジェットプリンターにはどんどん興味の薄れる昨今だが、毎回、新しいチャレンジを感じることのできるネモニックをはじめとする小さなプリンターは、今年も絶対に目が離せない。

 
T教授

今回の衝動買い

アイテム:ネモニック(nemonic)付せんメモプリンター
・購入:+Style
・価格:1万7380円

T教授

 日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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