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パナソニック「MC-JP830K」試用レポ:

最近スティック掃除機が高すぎて、キャニスター型掃除機に惹かれはじめた

2020年07月13日 09時00分更新

文● 盛田諒 編集●ASCII

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●ごみがたまっても匂いがしない

 掃除が終わってごみがたまったら、紙パック式なので取り出して捨てるだけ。ダストカップがないので、フィルターやカップの隙間についたほこりを払う必要もありません。純正の「逃がさんパックAMC-HC12」は消臭加工がされているのでごみがたまっても匂いが外に漏れにくくなっています。3枚入りで972円とお高く、ランニングコストがかかるなあとは思うのですがそのぶん快適です。

紙パック式なのでごみ捨ては簡単

純正紙パックは消臭加工が施されている

 日本の掃除機らしく細々した工夫もあります。ホースについたセンサーがごみをとらえ、ハンドルのライトを東京アラートよろしく赤く光らせるので掃除がしやすかったり。

ごみがあるところで赤く光る

 ノズルについたペダルを足で踏むとヘッドがスポッと取れて、LEDライトがついた隙間掃除用の「子ノズル」になったりします。

ペダルを踏むとノズルがはずれる

隙間掃除用のLEDつき「子ノズル」に

 難点はやっぱりコードのつけはずしがあること。コードの長さは約5mで、実用範囲は12畳程度。2LDKの借家ではつけはずしをしないと届かない場所が出てきます。コードは長くできないものかと聞いてみると、コードリール方式を採用している以上、コードを長くすればそのぶん重く大きくなってしまうからやらないという理屈だそうです。それならたとえばコードを細くして約10mに延長するとかできないもんでしょうか。まあそこまで言うならコードレス買えって話ですが……。

●価格と性能を考えると魅力的

 主に価格への不満から最新のキャニスター型を試してみましたが、想像以上に良かったです。スティック型は気づいたときにサッと掃除ができるホウキのような気軽さがありますが、今やキャニスター型も気軽に使えるようになっていました。新搭載のからまないブラシが本当にからまないことにも感動しました。これまではロボット掃除機とスティック掃除機の組み合わせこそ最強と思っていましたが、価格と性能を考えるとキャニスター型にも惹かれます。

 人生は選択の連続です。To be or Not to be。ハムレットは迷ってるうちに主要キャラが軒並み死んでしまいましたが、その迷いこそが人生とも言えます。スティックかキャニスターか、いま電気店で決断を迫られたらサイフをのぞいて紙パック式キャニスター型を指すかもしれません。

 

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