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パナソニック「MC-JP830K」試用レポ:

最近スティック掃除機が高すぎて、キャニスター型掃除機に惹かれはじめた

2020年07月13日 09時00分更新

文● 盛田諒 編集●ASCII

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紙パック式キャニスター型掃除機
Jコンセプトシリーズ MC-JP830K
8月下旬発売予定
想定価格 5万7000円前後
パナソニック

https://panasonic.jp/soji/products/p_pack/mc_jp830k.html

 アスキー家事育児担当の盛田諒ですこんにちは。みなさん掃除機のメインマシンは何を使っていますか。うちでは最近まで当たり前のようにコードレススティック掃除機を使っていたのですが、ふと思い立ち、パナソニックが6月23日に発表した紙パック式キャニスター型掃除機 MC-JP830Kを試してみることにしました。髪やペットの毛などがからみにくいという「からまないブラシ」をヘッドに採用した最新型。同じヘッドを使ったスティック掃除機も同時に発表しています。

 試した理由のひとつは価格です。このごろ大手のスティック掃除機が高すぎる気がするんですよね。上位機は発売時10万円弱もザラ(パナの新型は9万円台)。一方、キャニスター型は上位機でもせいぜい5万円台。メーカーからすればスティック掃除機のほうが付加価値をつけて高値で売りやすいのかもしれませんが、10万となるとなかなか手が出ません。

 昔に比べればコードレススティック掃除機は吸引力が上がり、1回あたりの運転時間も長くなり、メインの掃除機として使えるようになりました。それでもコードつきキャニスター型に比べると吸引力が見劣りするとか、ダストカップからごみを捨てるのが面倒だとか、スマホと同じようにバッテリーが年々劣化していくとか気になる点は残っています。そんならメインマシンをキャニスター型に回帰させてはどうだろう。そんな保守反動的な動機から最新型を試すことにしました。

●軽くて小さい

 試した「Jコンセプトシリーズ」の特徴は業界最軽量級の軽さ。本体重量は2.0kg(電源コード含む)、アタッチメントは1.5kg(ホース、延長パイプ、パワーノズル)です。PPFRPという繊維強化プラスチックを本体やパイプに使ったことで軽量化したというもの。

パッと見でわかるスリムデザイン

 手にとる前からパッと見でわかるのはスリムなデザイン。家電にまったく興味のない妻が「かわいい!」と言っていたので驚きました。小さいので収納もしやすいです。

 新製品はノズルが新しくなったぶん従来比で200g重くなっているようですが、いざ持つと本当に軽いです。妻も「うわ軽い!」と驚いていました。本体の車輪を転がすのではなく、片手に本体、片手をハンドルを持って使うのが普通になりました。普段使っている軽量スティック掃除機に比べれば若干重いですが、キャニスター型で掃除を始めるときの「よっこらせ感」は減っています。

本体を持って掃除しやすい

 うちにあった本体重量3.5kgのキャニスター型と比べるとまるで別物でした。ホースも細くて軽いです。ハンドルはフラミンゴの首のように長く、持ち手が高いぶん手元が軽く感じます。

昭和の掃除機と並んでもらう

ホースの細さが一目瞭然

ハンドルも長く、手元が軽くなる

 ヘッドは左右にひねりやすく、ソファの下にも入れやすい作り。今回の新型ヘッドは左右に2つの回転ブラシを積んでいるので(後述)、クルマのように走行性も良くなっています。

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