7月1日、マイナポイントの申し込み開始に合わせてPayPayが発表会を開き、新たな取り組みを発表しました。キャッシュレス各事業者が「上乗せ」で囲い込み競争を繰り広げる中、PayPayを選ぶメリットはあるのでしょうか。
■マイナポイントでPayPayはお得なのか
総務省が推進するマイナポイント事業は、マイナンバーカードを持っている人なら、キャッシュレス決済を1つ登録することで最大5000円相当の還元を受けられるというもの。7月1日に登録が始まり、囲い込み競争が激化しています。
PayPayを登録した場合、2万円のチャージで5000円相当のPayPayボーナスが付与されます。他のサービスではWAONが7000円、Suicaが6000円相当と、独自の「上乗せ」をしていることに比べると、やや見劣りする内容です。
PayPayだけの特典としては、1等100万円相当が当たる抽選があります。また、地方自治体との連携として、北海道厚真町ではマイナポイントにPayPayを登録した場合、独自の上乗せをすることを発表しています。
政府からの地方創生臨時交付金を財源に、地方自治体は経済対策を打ち出そうとしています。PayPayは全国120の地方自治体とキャンペーンの実施を検討しており、マイナポイントとの連携が広がる可能性もあります。
マイナポイントの申し込みは先着4000万人までとなっており、マイナンバーカードの発行枚数が約2000万枚であることと比べてもまだ余裕があります。さらなる「上乗せ」があるか、少し待ってみる時間はありそうです。
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