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「VCF 4.0 on VxRail 7.0」にも対応し、Kubernetesコンテナ環境との一元運用も可能に

「Dell EMC VxRail」初のAMD EPYC搭載モデルなどラインアップ強化

2020年07月01日 07時00分更新

文● 大河原克行 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

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「出荷台数/出荷金額の両方でHCI市場のトップシェア目指す」

 デル 執行役員の上原氏は、VxRailは同じDell TechnologiesグループのVMwareと共同開発された唯一のHCIであり、VMwareの最新技術を最大限に活用できるとアピール。これまで8100以上の顧客企業に9万3000ノード以上を提供しており、年率82%増の事業成長により年間で2100億円以上の売上を挙げている実績も強調した。

 「(IDC調査によると)日本のHCI市場において、Dell Technologiesは出荷システム数で圧倒的なトップシェア。一方で、出荷金額ベースのシェアは2位、15.9%というポジションにある。今後さらに、日本の顧客への採用を進めるための努力をしたい」(上原氏)

VxRailのビジネス実績(右グラフは日本市場でのシェア、IDC調べ)

 そのための新たな販売施策として、Dell Technologiesでは「VxRail 2020 キャンペーン」を開始。各種販売キャンペーンのほか、社内/パートナー向けのニュースレター発信、「Did you know?」キャンペーンビデオの「Dell EMC VxRail編」の配信などを行う。また社内体制の強化として、プリセールスやサービス・サポート、ビジネス開発の各チームで構成される組織横断型の仮想チーム「VxRail Super Stars」を編成。社内サーバー部門やストレージ部門との密な連携を進めるという。

 キャンペーンサイトのイラストには、新幹線を模した“夢の超特急”を使用。これは「VxRailという製品名に合わせて、レールの上をスムーズに走らせたい、超特急並みのスピードで販売を加速したいという意味を込めた」(上原氏)という。

 VxRailの特徴は、運用管理の負荷を軽減する「ターンキーエクスペリエンス」、ソフトウェア管理をDell Technologies側が担う「ライフサイクル管理」、フルスタック統合や高度な分析機能などを含む「強力な差別化」の3点だと上原氏は語る。Dell Technologiesでは「Microsoft Azure Stack」やNutanixのHCI製品も展開しているが、HCI製品の主軸はVxRailに置き、その他の製品も適材適所で、ニーズに応じて展開する方針だと説明した。

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