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アイネット、東工大産学連携チームと組みJAXA【革新的衛星技術実証3号機】実証テーマに採択される

PR TIMES

株式会社アイネット
~テーマはSDGs達成に資する陸・海観測による農業・漁業分野でのデータ配信ビジネス立上げ~


 独立系データセンター(以下DC)プロバイダーであり、同時に宇宙開発事業には40年以上の経験を有する株式会社アイネット(東証一部上場、本社:神奈川県横浜市、代表取締役:坂井 満、以下「アイネット」)は、従来よりSDGsやESGにもグループ全体で取組んでいます。

 この度、アイネットおよび国立大学法人東京工業大学(以下「東工大」)を代表提案機関とし、以下のメンバーからなる産学連携チームが提案した、SDGs達成にも資する超小型陸・海観測衛星プロジェクトが、JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)の【革新的衛星技術実証3号機】実証テーマとして採択されましたのでお知らせいたします。本衛星は2022年度にJAXA内之浦宇宙空間観測所よりイプシロンロケットにて打上げられる予定です。

【チームメンバー】 *大学名に付く国立大学法人は省略


【チーム構成】


1.経緯
(1) 東工大が中心となって運営され、企業も参加する「新宇宙産業を創出するスマート宇宙機器・システムの研究開発拠点」プログラムにおいて、低コスト・短期間での開発が可能で、世界の宇宙ビジネスにおいて中心的な存在になりつつある超小型衛星(質量100kg未満)の事業化を議論しました。
(2) その中で、様々な色での撮り分けができ、地表や海面の物質識別や植生診断が可能なマルチスペクトルカメラを衛星に搭載することで、農業と漁業、すなわち食糧問題全体に貢献できる可能性を秘めた事業の実証を行うこととし、【革新的衛星技術実証3号機】の実証テーマとして提案、今回採択されたものです。

2.プロジェクト概要
(1) 概要
1. 高性能なスタートラッカー(STT)により高精度姿勢制御が可能な超低コストの50kg級衛星バスとマルチスペクトルカメラを組み合わせて地表・海面観測を行い、データを取得・解析します。
2. 洋上でのIoT計測や既存衛星データとの較正により、アプリケーション(食糧問題貢献)まで見据えた宇宙利用システムの構築を行い、宇宙利用ビジネスのモデルケースを創出します。
(2) スキーム図とSDGs


3.本事業の今後の展開
(1) 本衛星は2022年度にJAXA内之浦宇宙空間観測所からイプシロンロケットにて打ち上げられた後、2年間のミッション運用を予定しています。
(2) 本事業は単独の衛星打ち上げで終わるものではなく、今後はアイネットを始め本実証チームを核に、継続・発展させて行きます。食糧確保は世界的な問題であり、必然的に海外の企業と協業して全世界に協力の輪を広げて参ります。

小型、超小型衛星由来のデータ利用は今後の有望なビジネスであり、また『すべてのデータをDCへ』を標榜する中核事業のDC事業とも親和性が高いことから、アイネットは今後も衛星データビジネスには積極的に取組んで参ります。

■ アイネットURL https://www.inet.co.jp/