ASUS JAPANは6月18日、GDDR6メモリー(4GB)とGeForce GTX 1650を搭載するビデオカード2製品を発売すると発表した。
ラインアップは「ROG-STRIX-GTX1650-O4GD6-GAMING」(予定価格2万5850円前後)と「PH-GTX1650-O4GD6」(予定価格2万900円前後)の2製品。いずれも6月19日から販売を開始する予定だ。
ROG-STRIX-GTX1650-O4GD6-GAMINGは、Axial-techファン設計を採用したデュアルファン仕様のビデオカード。ファンのハブを小さくすることでブレードを延長し、バリアリングを増設することで下向きの空気圧を高め冷却効果を向上させた。また、CPUコアの温度が55度を下回ったときにファンの回転を止める0dB テクノロジーを備える。
基板上にはファンモードの切り替えが可能なスイッチを搭載する。ファンが常に回転してカードを低温に保つPerformanceモードと、パワーターゲットの設定が優先され、指定温度に満たない中程度の温度では静かな動作のために緩やかなファンカーブを描くQuietモードを設定できる。ファンモードは、GPU Tweak IIソフトウェアで詳細設定が可能だ。
そのほか、ヒートパイプそのものをGPUに密着させることで熱の移動効率を高めた「DirectCU II」クーラーや、独自のコンポーネント「Super Alloy Power II」を搭載する。
主なスペックは、ブーストクロックが1815MHz(OCモード時は1845MHz)、ベースクロックが1410MHz、メモリースピードが12Gbps、メモリーインターフェースが128bit。インターフェースはHDMI 2.0b×2、DisplayPort 1.4×2を備え、補助電源コネクターは6ピン×1を装備する。サイズはおよそ幅241×奥行き130×高さ45mm。
PH-GTX1650-O4GD6は、シングルファン仕様のビデオカード。こちらもAxial-techファン設計を採用しているほか、ファンの軸受けに2つのボールベアリングを使用した「デュアルボールベアリングファン」により、従来のスリーブベアリングを使用するファンと比べて、最長2倍の長寿命を実現したという。
製造時には、クーラーを除くすべての部品の取り付けを機械で実施。また、基板に対する加熱工程を1回にすることで、コンデンサなどの熱に弱い部品に起こる製造時の性能の劣化を最小限に抑えたとする。
そのほか、リアルタイムハードウェアモニタ機能とリアルタイムオーバークロック設定機能を搭載するビデオカード設定ソフトウェア「GPU Tweak II」に対応する。
主なスペックは、ブーストクロックが1605MHz(OCモード時は1635MHz)、ベースクロックが1410MHz、メモリースピードが12Gbps、メモリーインターフェースが128bit。インターフェースは、HDMI 2.0b×1、DisplayPort 1.4×1、DVI-D×1を装備する。サイズはおよそ幅174×奥行き126×高さ39mm。