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ASCII Power Review 第84回

キーボードを刷新して5Gモデムも内蔵可能に

LAVIE Pro Mobile実機レビュー = フルモデルチェンジでリモートワークPCの完成形に!!

2020年06月25日 14時00分更新

文● 写真 ジャイアン鈴木 + 編集● ASCII PowerReview軍団

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 NECパーソナルコンピュータは13.3型モバイルノートPC「LAVIE Pro Mobile」の新モデルを6月16日に発表した。

 本製品は第10世代Core i5/i7プロセッサーに刷新するだけでなく、モビリティ、セキュリティー、生産性において新機能を追加し、テレワークや在宅ワークにもってこいのモバイル特化型ノートPCに仕上げられている。

 と言うわけで今回はパフォーマンスだけでなく、使い勝手にもスポットを当ててレビューしていこう。

「LAVIE Pro Mobile」市場想定価格18万9800円前後(税抜)~

添付品は、ACアダプター、電源ケーブル、そして写真には含まれてないがマニュアルと保証書というシンプルな構成だ

店頭モデルは
カラバリ含めて7モデルを用意

 新LAVIE Pro Mobileの店頭モデルには、OSに「Windows 10 Home」が採用され、全モデルにオフィスアプリとして「Microsoft Office Home & Business 2019」が添付されている。

 主要パーツのバリエーションは、CPUが「Core i5-10210U」/「Core i7-10510U」、メモリー(RAM)が8GB/16GB(オンボード)、ストレージが約256GB/約512GB(PCIe SSD)、ディスプレーが13.3型フルHD IPS液晶(LAVIEプライバシーガード搭載)/13.3型フルHD IPS液晶(LAVIEプライバシーガード非搭載)となっている。

 「LAVIEプライバシーガード」については詳しくは後述するが、電気的にプライバシーフィルターのオンオフを切り替えて視野角を変化させる機能だ。

 店頭モデルを一覧で整理すると、カラーバリエーションを含めれば7機種がラインナップされていることになる。

PM950/SAL(23万4800円前後)
 Core i7-10510U/16GB/512GB/LAVIEプライバシーガード搭載
PM750/SAL、PM750/SAR、PM750/SAG(20万9800円前後)
 Core i7-10510U/8GB/512GB/LAVIEプライバシーガード非搭載
PM550/SAL、PM550/SAR、PM550/SAG(18万9800円前後)
 Core i5-10210U/8GB/256GB/LAVIEプライバシーガード非搭載

※SALがネイビーブルー、SARがクラシックボルドー、SAGがフレアゴールド

 なお直販のカスタマイズモデルでは、ストレージは1TB SSD/インテル Optane メモリー H10 & ソリッドステート・ストレージ(32GB+512GB)/インテル Optane メモリー H10 & ソリッドステート・ストレージ(32GB+1TB)、通信機能はLTE、カラーはメテオグレー、OSはWindows 10 Pro、オフィスアプリは「Office Personal 2019」/なしが選択できる。自分好みに徹底的にカスタマイズしたいなら直販サイトから購入しよう。

今回は、Core i7-10510U/16GB/インテル Optane メモリー H10 & ソリッドステート・ストレージ(32GB+512GB)/LAVIEプライバシーガード搭載という構成の「PM950/SAL」を借用している

SIMロックフリーのLTE対応モデルは
5G版も後日発売

 サイズ/重量はディスプレーによって異なり、LAVIEプライバシーガード搭載モデルが307.2×216×16.9mm/約955g、LAVIEプライバシーガード非搭載モデルが307.2×216×16.7mm/約889g。つまりLAVIEプライバシーガード搭載モデルは高さが0.2mm、重量が約66g増えることになる。

 ボディーは天面に加えて、新たに底面にもカーボン素材を採用し、キーボード面にはマグネシウムアルミニウムダイキャストを使用。一見きゃしゃだが面耐圧150kgf、76cm落下試験にクリアするタフネス性能を備えている。ただし重量は従来モデルより約52g増えているとのこと。重量の数値を競うよりも、剛性を重視したわけだ。

 通信機能はWi-Fi 6(11ax)、Bluetoothに対応。そして、直販サイトで購入可能なSIMロックフリーのLTE対応モデルは5G版も用意されるとのこと。ただし5G対応モデルは後日発売予定なので続報をお待ちいただきたい。

 インターフェースはUSB 3.1 Type-C(DisplayPort Alt Mode対応、DC-IN兼用)、USB 3.1 Type-C、USB 3.1 Type-A、HDMI、microSDメモリーカードスロット、ヘッドセットジャック、セキュリティーロックスロットが用意されている。ケーブル1本でディスプレー出力と本体充電を行なえるので、素早くセットアップできて重宝するはずだ。

 モバイルノートPCとして嬉しい改良点が、薄型・急速充電対応の新ACアダプターが採用されたこと。従来モデルは93.5×40.5×29.5mm/203gの45W仕様が同梱されていたが、新モデルには88.5×51.5×22.5mm/210gの65W仕様が採用されている。わざわざサードパーティー製ACアダプターを購入する必要はなさそうだ。

天板は従来モデルと同様カーボン素材。カラーは、ネイビーブルー、クラシックボルドー、フレアゴールド、メテオグレー(直販モデル専用)の4色が用意されている。今回借用したマシンのカラーはネイビーブルー。しっとりとした質感でさわり心地も滑らか。意味なく天板、パームレストを撫で撫でしたくなってしまう

底面にも新たにカーボン素材が採用され剛性が高められている

ディスプレーは13.3型フルHD IPS液晶。ノングレア(非光沢)タイプながら、広視野角、高色純度が謳われている

キーボードのキーピッチは19.05mm、キーストロークは1.5mm。従来モデルのキーピッチ18.45mm、キーストローク1.2mmより広く、深くなっている。キーストロークが深くなっているぶん、打鍵感は明らかに改善されている。フルスピードでタイピングできるキーボードである。またタッチパッドも幅を9.6mm増やして約10%大型化し、静音化も図られている。ダイビングボード構造のタッチパッドは実は各社で操作感に大きな違いがあるが、クリック感と静音性ともに間違いなくトップクラスだ。マウスいらずの操作性を実現したタッチパッドだ

本体前面にはコルタナの動作やバッテリー残量を知らせるスマートライトが内蔵されている

右側面にはヘッドセットジャック、USB 3.1 Type-A、HDMI、左側面にはセキュリティーロックスロット、USB 3.1 Type-C(DisplayPort Alt Mode対応、DC-IN兼用)、USB 3.1 Type-C、microSDメモリーカードスロットが配置されている

ACアダプターの仕様は、入力100-240V~1.8A、出力20V 3.25A、15V 3A、9V 3A、5V 3A、容量65W

本体の実測重量は948.5g

ACアダプターと電源ケーブルの合計重量は実測223g

セキュリティーと
ミーティングの質を向上させる独自機能

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