■上位モデルはメモリー「16GB」が標準に
2020年モデルにおいてもう1つ注目したいのが、Thunderbolt 3を4ポート搭載した上位モデルにおいて、標準のメモリーが「16GB」に、ストレージは「512GB」に、それぞれ倍増した点です。
前モデルが標準で搭載していた「8GB」では、やはり足りない場面があり、もたつきや引っかかりを感じる場面がありました。遅くて耐えられないレベルではないものの、毎日仕事で快適に使うにはやはり16GBは欲しいところです。
しかし13インチモデルに16GBを搭載するには、アップルへの注文時にカスタマイズする必要があり、値引きやポイント還元を受けられる店頭モデルよりも割高になりがちでした。
また、アップルの認定整備済製品や、一般の中古ショップに並ぶのは多くが標準の8GBモデルで、16GBモデルはなかなかありません。会社から一律で支給される場合など、自分ではスペックを選べない場合もあり、8GBで我慢していた人も多いのではないでしょうか。
ストレージについても、256GBではスマホと同期するだけでも空きが不足しがちでした。これが標準で512GBに底上げされたことで、「iPhoneより容量が少ない」という悲劇は避けられるようになりました。
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