Windows情報局ななふぉ出張所 第196回
auユーザー以外は悩ましい:
auでPontaポイントを貯めるメリットは? 「オープン化」と「ステージ制」に注目
2020年05月26日 09時00分更新
■auのポイントがPontaに、ドコモとの相互交換も
ポイント統合により、KDDIが今後付与する「au WALLETポイント」は「Pontaポイント」に変更。すでにPontaを使っている人は、auのIDと統合することで、2つのポイントを合算して利用できます。
加盟店も合算され、Pontaポイントは190万ヵ所以上で使えるようになります。有効期限も変わり、ポイントを貯めたり使ったりするたびに全ポイントが1年先まで有効になるため、普通に使い続けるなら実質的に無期限となりました。
Ponta自体はこれまで通りロイヤリティ マーケティングが運営しており、同社には2019年12月にKDDIが20%を出資しています。今後はPontaアプリからau PAYを開く機能が追加されるなど、Pontaの「au色」が強くなっていく傾向が見えてきました。
ただし、PontaとNTTドコモとの関係は続いており、Pontaとdポイントの相互交換は引き続き可能としています。結果的に、ドコモとauの間でポイントを相互に交換できる状態になったのは面白いところです。
2019年には「○○Pay」が乱立しましたが、最近ではメルカリやメルペイと提携したドコモ、PayPayが好調でヤフーとLINEを統合予定のソフトバンク、Eコマースと金融を幅広くカバーする楽天、そしてPontaを採用したKDDIと、国内のポイントプログラムは携帯キャリアを中心に大きく4つにまとまりつつあります。
この連載の記事
-
第270回
スマホ
iPhone値上げ、Pixel躍進──2022年のスマホを振り返る -
第269回
Apple
アップル「iPad(第10世代)」なぜ値上げ? -
第268回
iPhone
iPhone「mini」ユーザーはどこへ向かうのか -
第267回
Apple
アップル「M2 MacBook Air」M1ユーザー視点でレビュー -
第266回
スマホ
iPhone値上げ 高コスパAndroidにチャンスはあるか -
第265回
Apple
アップル製品の「壁」を取り払う新機能に注目 #WWDC22 -
第264回
スマホ
メガネをかけると大画面? 「Nreal Air」を試した -
第263回
ビジネス
在庫不足のアップル、コスト増のアマゾン──GAFA決算、各社の課題浮き彫り -
第262回
PC
出張用のPCやモバイル回線を見直した -
第261回
Apple
アップル「Mac Studio」Mac miniから買い換える価値はある? -
第260回
スマホ
楽天モバイル「Apple Watch」は新たな強みになるか - この連載の一覧へ