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柳谷智宣の「コロナに負けるな! 飲食店&生産者を買って応援!」 第9回

スリランカ名物「コットゥ」もおすすめです:

スリランカのカレーはハマると抜け出せない 都内に絶品テイクアウトを見つけた

2020年05月25日 11時00分更新

文● 柳谷智宣 編集●ASCII

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五反田のスリランカ料理店はテイクアウトもお手のもの

 2020年3月10日、JR五反田駅から徒歩6分のところに「スリランカ食堂アラリヤ ランカ (ARALIYA LANKA)」がオープンした。テイクアウトもしているとのことで、さっそく食べてみた。

3月10日にオープンしたばかりのアラリヤ ランカ

 アラリヤ ランカの経営はギゼン株式会社。今回は代表の藤山敬一さんにお話を伺った。

 3月と言えば、新型コロナウィルスの話題が大きくなっているころ。実は、もともとローストビーフ専門店「B&D KURIYA」をやっていたのだが、業態変更を予定していたそう。偶然、このタイミングになり、直前は引き返すこともできるぎりぎりのタイミングだったそうだが、行こうと決断した。

 しかし、3月末くらいになると、新型コロナウィルスの影響がもろに出始めた。自粛要請が出ると、営業時間も短くなる。本来、閉店時間は夜11時だったのだが、午後8時には閉店せざるを得なくなった。現在では、テイクアウトの比率が高くなっているという。全体的な売り上げが落ちているので、ボリュームとしては足りないそうだ。

 とはいえ、テイクアウト自体はお手のものだ。近くにセントラルキッチンを持っており、弁当専門のテイクアウトとデリバリーを手がけているためだ。それらのノウハウがあるので、アラリヤ ランカのメニューもすべてテイクアウトできる。

 カレー単品だと、チキンカレーやポークカレーなどが600〜800円、チキンライスやえびライスなどは1000〜1300円、おつまみのにんじんとレモンのサラダは600円、スパイシーひよこ豆は700円といった感じだ。

きれいで明るい店内。店内は22坪で、21席という広さ

 なぜ、スリランカ料理のお店をオープンしたのだろうか?

ギゼン株式会社代表の藤山敬一さん

 「23年くらい前に、東京の飲食店で働いている時、当時の調理場のスタッフにスリランカ人が何人かいて、仲良くなりました。彼らのホームパーティに遊びに行き、はじめてスリランカの家庭料理を食べて驚きました。スパイスの使い方が、日本のカレーとはまったく別物だったんです。当時、インド料理屋さんもまだ少ないときで、そこから自分でもスリランカ料理を作ったり、スリランカに行ったりするようになりました」と藤山さん。

5種のカレーが盛り盛りなプレートがうれしい

 テイクアウトのオススメを伺ったところ、スリランカ料理の二大巨頭のどちらかがよいとアドバイスしてくれた。

 ひとつが、「コットゥ」。小麦粉の生地を薄くのばして焼いたロティを刻み、野菜やチキン、ポークなどと炒めたものだ。アラリヤ ランカでももちろんオンメニューしており、ポークコットゥやたまごコットゥが1000〜1300円となっている。スリランカでは、夜のごはんはコットゥとビールだけという人も多いそうです。

 もうひとつが、カレープレート。メインの食材をチキンとポーク、野菜から選び、野菜の炒め物や煮物などの日替わりカレーをセットにしたプレートだ。

 今回は、チキンカレープレートをチョイス。そこに、豆のカレー、ネギのカレー、ビーツのカレー、ケールのカレーが入り、計5種のカレーが盛り盛り。さらに、サラダとしてにんじんのサンボールも。なかなかのボリュームだ。

カレープレートは1500円

 一言でいえば、とてもスパイシー。辛いというほどではないが、しっかり刺激的でおいしい。さらに野菜もたっぷりなので、ヘルシーな感じがうれしい。いろいろな味が入っているので、食べていてとにかく楽しいプレートだ

 家人とシェアしたのだが、日が経っても、ことあるごとに「あのカレープレートが食べたい」と言うほど。人によってはハマると抜け出せない魅力があるようだ。

 今後の展望としては、「新型コロナウィルスの影響が長引きそうだということと、冬には第2波の可能性もあります。そこで、冷凍商品やスパイスの販売などの計画を進めているところです」と藤山さん。

 ごちそうさまでした。皆さんも、ぜひコロナで困っている飲食店をテイクアウトやデリバリー、通販で支援お願いします。

アラリヤ ランカ (ARALIYA LANKA)

住所:東京都品川区西五反田2-12-15 五反田リーラハイタウン 1F
電話:03-6885-5851
URL:https://www.araliyalanka.company/

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