2017年9月から児童生徒1人1台端末環境を整備、端末更新として最新モデルを導入
渋谷区の区立小中学校すべての児童生徒に「Surface Go 2」導入
2020年05月13日 16時30分更新
日本マイクロソフトは5月13日、東京都渋谷区が、区立の小中学校すべての児童生徒に「Surface Go 2」1万2500台を配布すると発表した。
東京都渋谷区がさらなる教育ICT環境の充実を目指して渋谷区立の小中学校全26校のすべての児童生徒に対し、9月以降順次配布するもの。渋谷区では2017年9月から「渋谷区モデル」としてWindowsタブレットを区立小中学校のすべての教員・児童生徒に配布。いちはやく児童生徒1人1台端末環境を整備し、授業や持ち帰り学習などで活用している。渋谷区では現在利用している端末の更新を機にSurface Go 2の導入を決定したという。
また、同時に1学年に1クラス分の「Microsoftクラスルームペン」の導入を決定。すでに教育現場で利用されているOffice 365を含むMicrosoft 365 A5を組み合わせることでMicrosoft PowerPointやMicrosoft Wordなどを使った学習をしながらも手書きの要素を残したまま最先端の教育ICT環境拡充が可能になるとしている。
Surface Go 2は、文部科学省が「GIGAスクール構想」で示している「学習者用端末の標準仕様」をすべて満たすモデルとして、5月12日より提供を開始している。
文部科学省のGIGAスクール構想では、児童生徒1人1台端末の整備事業において、補助対象となる要素のみで構成された「基本パッケージ」と、先進自治体で実績があり端末補助対象外となる要素も含んだ「応用パッケージ」の2つのパッケージが導入検討の選択肢として提示されている。