【DMM GAMESプレイ日記】 第1回
「LBX」モチーフのパワードスーツでメカ娘が戦う新作RPG
「ダンボール戦機」の世界観を受け継ぐ派生作品、「装甲娘 ミゼレムクライシス」先行プレイレポート!
2020年05月14日 12時00分更新
「妖怪ウォッチ」「イナズマイレブン」などで知られる、レベルファイブが誇る人気タイトルのひとつ「ダンボール戦機」。その派生作品の「装甲娘」は、2018年にサービスを休止していたが、大幅なリニューアルを実施して題名を「装甲娘 ミゼレムクライシス」と改め、生まれ変わって帰ってくる! そんな期待のタイトルを、リリース直前にプレイする機会を得たので、いち早くレポートしたい。
「ダンボール戦機W」から直接分岐した別の時間軸が舞台!
「装甲娘」はレベルファイブが携帯ゲーム機向けに展開しているRPG「ダンボール戦機」シリーズを原案とするスピンオフで、2018年初頭からDMM GAMESでサービス展開していたタイトルだ。「ダンボール戦機」ではホビーアイテムであった対戦用の小型ロボット「LBX」をモチーフとして、いわゆる萌え擬人化ではなく、普通の人間(※ただし美少女)がLBX各機と同名のパワードスーツ「LBCS」を装着して敵と戦うRPGになっている。
同作は2018年6月までサービスを続けた後、一度長期メンテナンスに入りサービスを休止。しかし、その後も水面下で大幅リニューアルに向けた開発が着々と進められており、ついに再起動が決定した。タイトルも「装甲娘 ミゼレムクライシス」となり、さらにPCブラウザー版に加えて、スマホ版がiOSとAndroid両方でリリースされることになった。
休止前からミゼレムクライシスへの大きな変更点のひとつは世界観だ。以前は「ダンボール戦機」とは直接交わらない別世界での話として展開していたが、リニューアル後は「ダンボール戦機」から「ダンボール戦機W」のストーリーで起きたことは、こちらの世界でも実際に起きた歴史として扱われるようになり、シリーズの他作品と地続きになった。ミゼレムクライシスのメインストーリーは、「ダンボール戦機W」の事件を背景に、原作から分岐した別の世界線の物語となる。
これは、より「ダンボール戦機」“らしさ”を前面に押し出すというリニューアルのコンセプトによるもので、世界観を「ダンボール戦機」から継承しただけでなく、一部の原作キャラクターも登場し、シナリオに直接関わってくるようになっている。同シリーズのファンにはうれしい改変だ。他にも、システム面などでも多くの点で「ダンボール戦機」らしい要素が取り込まれている。
シンプルでわかりやすく整理されたセミオートバトル
バトルシステムはセミオートバトルで、放っておいても行動順がやってくると各キャラが自動で通常攻撃を行なう。プレイヤーが介入できるのは、主にファンクション(いわゆるスキル)使用のタイミングになる。
ファンクションには3種類あって、各キャラクターの必殺技となる「必殺ファンクション」、キャラクターが装備しているACCMを召喚してより強力な攻撃を放つ「援撃ファンクション」、そして全キャラが攻撃に参加する合体技の「連携ファンクション」を、戦局に応じて使い分けていく。
ファンクションはクールダウン制で、一度使うと必殺ファンクションで数秒、援撃ファンクションは1分程度経たないと再使用できない。連携ファンクションは、各ウェーブ中にゲージがMAXになると使える超必殺技のような扱いだ。
各ファンクションのクールダウンの他に、部隊全体で共有するゲージがあるため、すべてのファンクションがクールダウン済みでもある程度の待機時間があり、連続使用はできない。そのため、プレイヤーは常に、最も効果的なタイミングで状況に適したファンクションを使っていく選択を迫られることになる。
全体として見ると、プレイヤーが出来ることがシンプルに整理され、次に操作するまでの制約もわかりやすいバトルシステムになっている。逆に言うと戦闘中に出来ることはあまり多くないので、攻略に決定的に重要なのは部隊の編成とキャラクターの育成になっていく。
特に育成部分は非常に力が入っていて、詳しくは後述するが、毎日続けて遊びたくなる工夫が盛り込まれている。ただ、編成については単にキャラクターを選ぶだけとはいえ、事前プレイバージョンでは戦闘の直前にしか部隊を編成することができなかったので、やや不便さを感じる部分もあった。とはいえ、これは単にUIの問題なので、ゲーム自体の本質的な面白さに影響はないし、今後の改善が十分期待出来る部分だ。
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