ロジテックINAソリューションズは4月16日より、ウエスタンデジタル製「WD Red」の3.5型内蔵ハードディスク、SMRモデル2TB/3TB/4TB/6TBと、高容量モデル12TB/14TBを順次発売する。価格はオープン。
WD Redは、高速かつ24時間連続稼働に耐え、少ない消費電力での利用が可能というウエスタンデジタル製のNAS用途向けハードディスク。独自技術であるNASwareテクノロジーを搭載することで、NAS環境やRAIDの利用によって生じるデータ損失や故障といったハードディスクドライブの不安を軽減するという。自宅のホームネットワーク、スモールビジネス、大企業向けといった運用規模に合わせたNASシステムの利用に適する。
本製品は記録方式として、SMRモデルおよびCMRモデルをラインナップ。SMR(Shingled Magnetic Recording)は、データ書き込みの最新技術で、データを書き込むトラックを瓦屋根のように重ねて記録することで(瓦記録)記録密度が上がる。 また、キャッシュメモリを利用して書き換えることでデータ容量は約25%も大きくなり、大容量化を実現した書込み方式。
CMR(Conventional Magnetic Recording)は、アクセス向上のために一時的に保存するファイル(メディアキャッシュ)がないため、ランダムライトの際に速度低下が発生することがないという、SMR登場以前から使われている書込み方式。
本製品を購入すると、ロジテックオリジナルソフトが無料ダウンロード可能。付属するソフトは、フォルダ単位での自動ミラーリングが可能な「ロジテックフォルダミラーリングツール」、HDD/SSDをわかりやすいインターフェースで管理できる「ロジテックディスクフォーマッタ」、簡単操作でHDDのデータを完全に消去することが可能という「ロジテックディスクイレイサ」。
対応OSは、Windows10、Windows8.1、macOS Catalina 10.15、Mojave 10.14、High Sierra 10.13、Sierra 10.12、Mac OS X 10.11、10.10、10.9、10.8。