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最新パーツ性能チェック 第290回

分散コンピューティングプロジェクトでSARS-CoV-2に関する研究を促進

モンスターPCでFolding@home、新型コロナ研究に貢献してみた

2020年04月09日 11時00分更新

文● ジサトライッペイ 編集●ASCII

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Medium設定とFull設定の違いは?

 次はMedium設定時の状態を見てみよう。

Medium設定時のタスクマネージャーと挙動

 Medium設定時はCPUもGPUも動いており、CPU使用率が65%前後、GPU使用率が30%前後だった。アクティブなCPUのスレッド数は30スレッドで、システム全体の消費電力は一気に700~720Wまで上がった。それでもまだまだリソース的には余裕があるので、Fullに設定変更してみた。

Full設定時のタスクマネージャーと挙動

 CPU使用率は若干の上昇を見せたが、Medium設定時とそう変わらない結果になった。システム全体の消費電力も710~740W程度と微増で留まり、少々肩透かしをくらった気分だ。とは言え、アクティブなスレッド数を見てみると、31スレッドと1スレッドだけ増えていたので、Medium設定時よりは負荷が高くなっている。

 判断材料が少なく現時点では何とも言えないが、おそらくタスクの種類によってリソースの使い方は多少変わると思うので、「とにかくリソースをすべて使ってほしい!」というユーザーはFull設定にしておくほうが無難かもしれない。

 ちなみに、タスクは異なるが、Core i9-7980XE(18コア/36スレッド)とGeForce RTX 2080 Tiを搭載する別のマシンで試したところ、Medium設定でもFull設定でもCPU使用率は100%(アクティブスレッドは前者が30スレッド、後者が31スレッド)、GPU使用率は50%前後と、似たような挙動を見せた。機会があれば、32スレッド未満のPCでも検証してみたい。

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