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FiiOの新フラッグシップ「FiiO M15」が国内発表、物量投入が特徴

2020年03月17日 10時18分更新

文● ASCII

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 エミライは3月17日、FiiO Electronicsのハイレゾプレーヤー「M15」の国内投入を発表。直営オンラインショップ“FiiO Direct”などで予約を開始した。価格はオープンプライス、店頭での販売価格は16万円台前半になる見込み。発売は3月27日。

 同ブランドの新フラッグシップ機。DAC部にAK4499EQを左右独立でデュアル搭載。本体でFiiO Musicなどを利用して、最大384kHz/32bitのPCM、DSD256(最大11.2MHzのDSD)、MQAデータのフルデコード再生が可能になっている。さらに、「XMOS XUF208 USB」チップを採用し、USB DACとして使用した場合は、最大768kHz/32bitのPCMならびにDSD512(最大22MHz DSD)にも対応。44.1kHz/48kHz系の2系統を備えたNDK製の高精度クロックを搭載する。

 M11同様、ヘッドホン端子は2.5mm/3.5mm/4.4mmの3種類を用意する。高感度IEMから低能率ヘッドホンまで、アンプ部を最適化する「アクティブ・サーボパワー・テクノロジー」を搭載、低インピーダンスイヤホンの場合はノイズを抑え、300Ωを超えるハイインピーダンスなヘッドホンと組み合わせる場合は高出力な動作に変更できる。

 また、フラッグシップ機に相応しい高音質パーツ群を惜しみなく投入。入念な電磁波シールド機構により、アナログ段とデジタル段との相互干渉を極限まで排除したとする。微細な音量調整を可能にするADCボリュームコントロール機能×アナログポテンショメーターによる高精度ボリューム機構を持つ。

 Bluetooth 5.0対応。チップにはクアルコムの「CSR8675」を採用。LDACやaptX HDなど、Bluetoothオーディオコーデックにハイレゾ系含め、フルに対応した「BT送受信」機能を持つ。

 Androidベースで、自社開発アプリ「FiiO Music」などを用意する。消費電力を劇的に改善した第2世代の「DSD変換モード」を用意、SoCにサムスン電子製の「Exynos 7872」を採用し、高い性能を誇る。

 本体サイズは、幅75×奥行き18×高さ134mmで、重量は307g。ディスプレーは5.15インチ。本体には強度の強いCorningのゴリラガラスを使っている。ラウンドコーナーデザインで快適なグリップ性を実現する新デザインになっている。バッテリーは7490mAhと大容量で、連続再生は15時間。待機時間は1800時間。

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