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T教授の「戦略的衝動買い」 第572回

電子メモ付きQi対応モバイルバッテリー「メモバッQiリー」を衝動買い

2020年03月12日 12時00分更新

文● T教授、撮影●T教授、編集●ASCII

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メモバッQiリーの同梱品は、本体バッテリーとType-C USBショートケーブルと取説の3点

実際の書き味をチェックしてみた

 パッケージを開けると、モバイルバッテリー本体とUSB Type-Cのショートケーブル、取説が出てくる。どちら側が表か裏かは分からないが、本体上部にはメモを筆記する専用のスタイラス(電池不要)が収納されている。

電子メモに必須のスタイラスはバッテリー本体に収納されている

 実際にワンプッシュして、スタイラスを取り出して電子メモに筆記してみた。ブギーボードやその類似商品を100%以上購入している筆者の第一印象は、オリジナルのブギーボードの少しにじむようなボールド文字で、視認性の高いイメージとは多少異なるものだった。

筆記感覚と結果は秋葉原裏通りで販売されている1000円くらいの電子メモと同等だ。トラッシュアイコンのボタンを押すと筆記データが消去される。筆記カラーはグリーンかかったグレー。写真の方が実際よりコントラストが効いてハッキリと見えている

 メモバッQiリーはそこそこファインな細字で、暗い部屋などでは多少視認度の低いタイプだ。感覚的には、秋葉原の裏通りで1000円前後で販売されている中華製なんちゃってブギーボードに近いだろう。筆跡の色の好みは好き嫌いが分かれるが、淡いブルーかグリーンに近いグレーカラーだ。

我が家にある小サイズの電子メモに書いて比較して見た。視認性が圧倒的に高いのは右端のブギーボードシリーズだ。10年以上の年月と先駆者としてのテクノロジー貯金や特許があるので当然と言えば当然だ

 電子メモそのものは、決してクオリティが低いわけではないので、あくまで好みの問題だ。モバイルバッテリーと背中合わせの構造なので、厚さは14mmほどあり、オマケに背面の「Qiバッテリー」側中央には、ワイヤレス充電用のゴムのクッションが少し出っ張った位置にある。机などの上にメモバッQiリーを平置きにしてスタイラスで筆記するには、多少ガタガタとしてしまう。使い方の推奨としては据え置き型ではなく、手持ちで筆記するイメージだろう。

実際の筆記はこんな感じ。小さな文字も書きやすいが、裏面のQiの丸いゴムパッドが少し出っ張っていて机の上に置いて筆記するとガタつく。基本は手に持ってメモするイメージだ

 ご存知の通り、安価なブギーボード系の電子メモの多くは内部ストレージを持っていないものが多く、筆記した内容を記録するにはスマホで撮影して残しておくのが常套手段だ。残念ながら多くの電子メモは筆記面が黒く、筆記文字はグレー系となり、コントラスト差と共に筆記面の反射もあり、なかなか綺麗には撮影できないのが厄介だ。

Qiのワイヤレスチャージャーエリアのゴムパッド。この上にQi対応のスマホを置く

 ただすでに多くの先行メーカーが自社の電子メモに合わせて、画面撮影用のユーティリティアプリをGoogle PlayやAPP Storeにアップしており、それらを流用することで電子メモ上の手書きテキストの撮影が、上手く行くことも多い。

電子メモを市場に供給しているいろいろな会社から、スマホ用の画面読み取りアプリがリリースされている。今回は「Blackboard」アプリを使ってみた。認識エリアを手操作で選択

コントラストバランスなどを考慮して読みたい文字が面だけを切り取ってくれる。アプリによってはクラウドストレージなどでの共有を支援してくれるものもある

 今回もブギーボード系のBlackboardというAndroidアプリを利用してやってみた。ほかにもいろいろ使えそうな類似のアプリが存在するので、好みに合った使いやすく便利なアプリを見つけると良いだろう。

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