地球上のすべての人がより多くのことを達成する
日本マイクロソフトによる講演や会見の冒頭には、必ず1枚のスライドが使われている。「Microsoft Mission」と書かれたスライドである。
実はこれ、日本マイクロソフトだけの話ではなく、米マイクロソフトのサティア・ナデラCEOによる講演をはじめ、全世界のマイクロソフト社員全員が、対外的に話をする際に用いられているスライドだ。
ここには、「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」と書かれている。そして、日本では、「日本マイクロソフトの目指す新たな企業像」をこのスライドのなかに追加。「革新的で、安心して使っていただけるインテリジェントテクノロジを通して、日本の社会変革に貢献する」という言葉も盛り込んでいる。
すべての講演や会見は、このミッションの説明に続いてスタートするのだが、昨年後半以降、日本マイクロソフトの幹部や社員による講演では、「お客様に寄り添うマイクロソフト」という言葉が入ったスライドが使われるようになった。
それは記者会見でも同様である。「Microsoft Mission」が最初に掲示され、「お客様に寄り添うマイクロソフト」のスライドを最後に映して終了するということが増えている。
この連載の記事
-
第591回
ビジネス
シャープが堺のディスプレーパネル生産を停止、2期連続の赤字受け -
第590回
ビジネス
生成AIに3000億円投資の日立、成長機会なのか? -
第589回
ビジネス
三菱電機が標ぼうする「サステナビリティ経営」、トレードオフからトレードオンへ -
第588回
ビジネス
富士通の子会社でDX専門のコンサルティングをするRidgelinez -
第587回
ビジネス
メーカー自身が認定し、工場検査後に販売するパナソニックの中古家電 -
第586回
ビジネス
マイクロソフト、日本への4400億円のAI/データセンター投資の実際 -
第585回
ビジネス
日本市場の重要性を改めて認識する米国企業、変革期にある製造業がカギ -
第584回
ビジネス
NTT版の大規模言語モデル(LLM)、tsuzumiの商用化スタート、勝算は? -
第583回
ビジネス
エコ投資に取り組むエプソン、見方によっては10年で1兆円の投資も -
第582回
ビジネス
パナソニックコネクトの現在地点、柱に据えるBlue Yonder、ロボットとは? -
第581回
ビジネス
スタートして半年の日本NCRコマース、軸はAIとプラットフォームの2つ - この連載の一覧へ