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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第650回

83倍ズームカメラ「ニコン COOLPIX P950」は猫認識機能もある万能カメラ

2020年02月24日 10時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家 編集●ASCII

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猫認識機能とズームも合わせて使えば
どんなところでも撮りやすくなる

 顔がみえないとダメなのだけど、顔検出しないときは自分でシャッターを押せばよいだけである。横顔は認識してくれないので自分でシャッターを押したの図。逆光ならではの光の輪郭がポイント。

遠くでのそのそと歩いていたのでささっと構えて凛々しい横顔を撮影。2020年2月 ニコン COOLPIX P950

 次も横顔猫。住宅街を歩いてたら車の下に猫がいたのである。車の下を覗き込んでうろうろしてたわけじゃなくて(それじゃあ不審者だ)、車の下に足先だけがちょろっと見えたのだ。

歩いてたら車の下に違和感を覚えて目をやってみると、足が隠れてない! 午後の低い陽射しがギリギリ当たる位置だったせいか。2020年2月 ニコン COOLPIX P950

 そこで1〜2歩離れて(猫にバレないようにこっそり撮りたかったから)しゃがんでモニター開いてペットモードに。これは30倍ズームくらい。83倍もあるとほどよい構図でピタッと止められるので便利。

足元にギリギリ陽射しが当たってるのがわかるかと思う。車の下でじっと道路の方を見ておりました。2020年2月 ニコン COOLPIX P950

 今回の最後の1枚はうちの猫。ペットモードでペットを撮る。でもつい普段は撮れない望遠にしちゃうよね、ってことで、日向で寝ているうちの大五郎を望遠で。望遠だからこそ気づかれずに顔のアップを撮れるのである。冬の猫は日向に出てきてくれるので楽しいのだ。

日向の窓際でぬくぬく昼寝をする大五郎。2020年2月 ニコン COOLPIX P950

 COOLPIX P950ってデカいけれども、これだけ自在にズーミングできると楽しい。コンパクトデジカメの市場が縮小して久しいけれども、こういう個性的なカメラは生き延びて欲しいと思うのである。で、猫AFを搭載したZシリーズもこの連載で取り上げる予定なので乞うご期待。わたしも期待してます。

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筆者紹介─荻窪圭

 
著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/

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