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佐々木喜洋のポータブルオーディオトレンド 第8回

米国のポータブルオーディオイベント「CanJam」の注目製品たち

2020年02月16日 12時00分更新

文● 佐々木喜洋 編集●ASCII

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日本でもおなじみ、iFi AudioやCampfire Audioの新製品も

 また、ポタ研で世界初展示されていたiFi Auidoの「hip-dac」も、もちろんCanJamで展示されるが、その他にiFi Audioでは見たことのない「drop can XX」というヘッドフォンアンプとDACが披露されている。詳細は不明だがdrop can XXには、6xxというイコライザースイッチが付いているので、おそらくゼンハイザーHD600シリーズ(HD650など)に使用するためのヘッドフォンアンプだと考えられる。もちろん日本で発売されるかどうかは不明だ。

 日本でもおなじみのCampfire Audioでは「Solaris」の特別版が紹介されている。フェイスプレートが美しい魅力的な製品だが、この記事の時点ですでに海外で売り切れだということだ。

Solarisの特別版

 また今回初ではないが、注目したい日本未発売のヘッドホンは、HEDDの「HEDDphone」だ。これはAMT(エア・モーション・トランスデューサー)という平面型の振動板が採用されている。実はこのAMTドライバーは新しい技術ではないのだが、以前の製品は“兜”と称されたように、無骨でかなり巨大なものだった。HEDDphoneは、かなり洗練された製品に見える。Jude氏もスタジオモニターのようなニュートラルな音色で、マイクロダイナミックスが豊富と高評価だ。

 日本市場向けの代理店もあるようなので、こちらは発売を期待したい。

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