Ryzen 5とGeForce RTX 2060搭載でリーズナブルかつバランスのいい構成
13万円台で競技タイトルから最新ゲームまで堪能、コンパクトで設置しやすい高コスパゲーミングPC「LEVEL-M0B4-R53-ROR-RTC」
2020年02月16日 12時00分更新
ユニットコムが販売するゲーミングブランド「iiyama LEVEL∞」の「LEVEL-M0B4-R53-ROR-RTC」は、CPUにAMDの「Ryzen 5 3600」、GPUにNVIDIAの「GeForce RTX 2060」を搭載するデスクトップゲーミングパソコン。6コア/12スレッドと十分な性能を備えるCPUと、フルHD解像度からWQHD解像度まで、そつなく描画をこなせるGPUを備えながら、実売価格は13万4000円前後でコストパフォーマンスも極めて高い。競技系タイトルから最新の大作ゲームまで堪能できる、ゲーミングパソコンとして非常に魅力的なモデルだ。
今回は、LEVEL-M0B4-R53-ROR-RTCの外観と使い勝手をチェックしていく。
ケースはミニタワータイプ、マザーボードはMicro-ATX採用
LEVEL-M0B4-R53-ROR-RTCのPCケースは、シリーズおなじみのブラック&レッドカラーを配したミニタワーを採用。シンプルだが、フロントのヘアライン加工と丸みのないラインでシャープな印象を与える外観が特徴的だ。本体サイズはおよそ幅190×奥行410×高さ356mm。とくに高さが抑えられており、比較的設置場所を選ばないのはうれしい。
フロント部分には「LEVEL∞」が印刷されており、DVDスーパーマルチドライブを配置。近年はストリーミングの流行により使用機会が減っていると思うが、データ化していない手持ちのCDやDVDがある人もまだまだ多いはず。あって困るということはないだろう。カスタマイズオプションでは、Blu-ray Discドライブへの変更も可能だ。
フロントのインターフェースは、真正面ではなく右側面のエッジ部分にまとめて配置されており、USB 3.0ポート×2、ヘッドフォン出力端子、マイク入力端子、電源ボタンを用意。このあたりはオーソドックスな設計で、USBデバイスを挿しやすい反面、右側面を壁に寄せてマシンを配置した場合、ポートが使用しにくくなる。小さいが吸気口もあるため、少し壁から離して設置するのがベターだろう。
ケースの吸気口は、フロント脇のエッジ部分、左サイドパネルに用意されている。とくに左サイドパネルの吸気口が大きく、冷却には寄与するのだが、これを塞いでしまうと冷却性能に影響が出ることも考えられる。先ほどのフロントインターフェースでも同じことを述べているが、壁にピッタリと寄せるような配置は避けたいところだ。
内部のレイアウトを確認すると、電源ユニットが上配置、かつミニタワー型ということもあって、作業スペースはそれほど広くない。とくにメモリーの増設などはあまり作業性がよくないと思われるが、3.5/2.5インチベイはしっかり配置されているため、ストレージの増設に関しては難しくないだろう。同じく、PCIeスロットまわりはそれなりのスペースがあるため、将来的なビデオカードのアップグレードもそれほど難しくない。
背面インターフェース類は要点を押さえた構成で、グラフィックスカードの映像出力はHDMI端子×1、DisplayPort端子×3の計4系統が用意されている。USBポートは 3.0×4、3.1×2の計6つで、フロントと合わせて計8つを使用可能だ。近年は使用機会も少なくなっているが、マウスやキーボード接続用のPS/2ポートも2つ備えている。デバイスの接続に関して、問題になるポイントはなさそうだ。
外観や使い勝手に関してはここまで。次回は製品のスペックに注目して「LEVEL-M0B4-R53-ROR-RTC」」の実力を見ていこう。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | LEVEL-M0B4-R53-ROR-RTC |
CPU | Ryzen 5 3600 |
グラフィックス | GeForce RTX 2060 |
メモリー | DDR4-2666 16GB |
ストレージ | 240GB SSD+1TB HDD |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T) |
インターフェース | USB 3.1端子×2、USB 3.0端子×6、HDMI出力×1、DisplayPort×3、アナログ2ch(ライン出力、ライン入力、マイク入力)、PS/2コネクタ×2、有線LAN端子 |
サイズ | およそ幅190×奥行410×高さ356mm |
OS | Windows 10 Home(64bit) |