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ビジネスマンは唇が命!?医師が指南する正しいリップケア

2020年02月15日 06時00分更新

文● 真島加代(ダイヤモンド・オンライン

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商談中に荒れた唇から血が出てしまった――。そんな恥ずかしい唇トラブルを未然に防ぐために、リップクリームを常備しているビジネスパーソンは多い。しかし、リップクリーム選びやケア方法を誤ると、かえって唇の荒れが悪化する恐れがあるという。乾燥の季節を乗り越える正しいリップケアとは。(清談社 真島加代)

会話中に自然と目がいく“唇”
ケアの必要性とは

唇荒れが進行して口唇炎になった唇。『医薬品』と表記されたリップクリームでのケアが必要な状態。セルフケアでも治らない場合は病院へ 画像提供:ユースキン製薬株式会社

 乾燥が厳しい冬、唇のかさつきが気になっている男性も多いだろう。特にビジネスパーソンの場合、唇が荒れていると仕事相手への印象も悪くなる可能性がある。

「ビジネスパーソンにとって、見た目の清潔感は重要な要素です。会話中に動く唇は、顔の中でも相手の視線を集めやすい部位。かさついて割れた唇は、血色が悪く見えるので老け込んだ印象を周囲に与えます」

 そう話すのは、アオハルクリニック院長・小柳衣吏子氏だ。冬になると、唇荒れに悩む男性たちが小柳氏のもとを訪れるという。

「海外出張などで長時間飛行機に乗る予定がある男性は『唇が荒れるかもしれないから』という理由で来院しました。普段、肌のケアを行っていない男性でも、唇の乾燥や荒れは気になるようです。特に冬は外気の乾燥だけでなく、屋内と屋外の温度差と湿度差が激しくなるので、唇にも大きな負担がかかります。ケアをせずに放置すると、すぐに唇が荒れてしまいますよ」

こやなぎ・えりこ/アオハルクリニック院長、皮膚科、美容皮膚科の専門医として日々多くの患者と接している。1998年に順天堂大学医学部を卒業後、同大学病院勤務を経て、2011年にアオハルクリニック院長に就任

 そして、多くの人が「なめる・かむ・とじる」というNG行為を無意識に行い、唇荒れを悪化させている、と小柳氏は指摘する。

「唇をなめると、その瞬間は潤ったような気がしますが、唾液が蒸発するときにもともとあった水分も一緒に蒸発するので逆効果。さらに乾燥してしまいます。2つめの『かむ』は唇をかんで皮をむしり取る行為。言わずもがなですが、出血して唇が荒れます」

 最後の「とじる」は、口の中に唇を巻き込んで唾液で濡らしたり、唇の上下を強くこすり合わせたりする行為だ。唇に負担がかかり、乾燥と荒れを招くという。

「唇のひび割れやただれが悪化すると、出血を伴う『口唇炎』や『口角炎』などの炎症トラブルにつながります。また、肌質に合わないリップクリームが原因で唇荒れが悪化するケースもありますね。あまりに症状がひどい場合は、皮膚科医に相談しましょう」

古いリップクリームは言語道断
1~3カ月で使い切ろう

 小柳氏は「リップクリームを正しく選んでケアすれば、冬の乾燥に対抗できるはず」とアドバイスする。

乾燥しがちな唇。血色が失われているのがわかる。この場合は、スティックタイプの薬用リップクリームをこまめに使用しよう 画像提供:ユースキン製薬株式会社

「唇がかさつく、乾燥が気になる程度ならば、スティックタイプの『薬用リップクリーム』をこまめに塗るだけでOK。乾燥によって唇が深く割れている人は、塗ったときにスースーしない“刺激が少ないリップクリーム”がおすすめです。もしも、複数のひび割れがあったり出血があるなど、口唇炎が疑われる場合は、治療効果がある『医薬品』と表記されたリップクリームが適しています」

 薬用はスティックタイプが多く、医薬品はカップ入りのジャータイプが多いなど、形状に違いはあるが、すべてドラッグストアで購入できるという。さらに「古いリップクリームは使用NG」と、小柳氏は注意を促す。

荒れが悪化し、深いスジが入った唇。刺激が少ない薬用リップクリームを使おう 画像提供:ユースキン製薬株式会社

「コートのポケットや車のダッシュボードの中で忘れ去られた『去年のリップクリーム』を再び使う、という男性も多いと思います。しかし、唇に塗るものなので、雑菌が繁殖している可能性があり、かぶれの原因にもなります。封を開けてから1カ月~3カ月ほどで使い切るのが理想です。たとえ未使用でも、古いリップクリームは劣化しているので、保湿効果は期待できません」

 偶然発見したリップクリームを「もったいないから」と再び使って、唇が荒れてしまっては元も子もない。ケチらずにフレッシュなうちに使い切るのが鉄則だ。

「スティックタイプのリップクリームは、塗り残しがないように縁まで丁寧に塗りましょう。ジャータイプはクリームを指につけて唇に塗るので、塗るついでに指で優しくマッサージすると、血行促進にもつながります。就寝前にしっかりクリームを塗って寝ると、クリームが落ちる心配がないので効率的にケアできますよ」

 唇は皮膚よりも角質層が薄く、新陳代謝が早いため「正しいケアをすれば3日~10日ほどで改善が見られる」という。ただし、前述のNG行為がクセになっている人は、リップクリームをこまめに塗って悪癖を断つ必要があるという。

「『なめる・かむ・とじる』が常態化していると、せっかくケアをしても改善するまでに時間がかかってしまいます。ぜひ、自分に合ったリップケアをしてビジネス面でもプライベートでも“好かれる唇”を手に入れましょう」

 唇荒れは、身だしなみの乱れでもある。これを機に、今までなんとなく行っていたリップケアに本腰を入れると、厳しい冬も過ごしやすくなるかもしれない。

※本記事はダイヤモンド・オンラインからの転載です。転載元はこちら

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