2020年(令和2年)提出分の所得税および復興特別所得税の確定申告の相談および申告書の受け付け期間は、2020年(令和2年)2月17日(月)から同年4月16日(木)までです。
受け付け開始が目前に迫っていますね。そこで、確定申告書の提出にいたるまでを改めて確認していきましょう。「白色申告」の場合、以下の手順で片付けていけば大丈夫です。
- これまでの領収書を集める
- 領収書を仕分けする
- 社会保険やふるさと納税などの控除証明書を集める
- 2を元に帳簿を付ける
1.2019年(平成31年・令和元年)分の領収書やレシートを集める
ひとりで経理も総務も務める個人事業主やフリーランスにとって、レシートや領収書は、「いつ、どこで、何のために、いくら使ったのか」を証明する大事なものです。
家中に散らばったままだよ! という方は今すぐ手元に集めましょう。
電車やバスの交通費など、領収書やレシートが出ないものは、出金伝票などを別途作成したり、SuicaやPASMOの履歴をプリントしたものを用意しましょう。
2. 領収書を仕分けする
帳簿付けのときのため、科目別に分けるようにしましょう。
また、病院やケガなどでかかった病院の費用、通院のための交通費、治療のための市販薬などは、医療費控除の対象になりますので、経費の領収書とは別にまとめておきましょうね。
3. 社会保険やふるさと納税などの控除証明書を集める
帳簿付けを始めるその前に、生命保険や国民年金などの、控除証明書を集めましょう。
確定申告に必要な、主な控除証明書は、年金(国民年金/国民年金基金)・保険(生命保険/医療保険/個人年金/地震保険など)・小規模企業共済や確定拠出年金など・寄附金(ふるさと納税や赤十字、ユニセフなど)・借入金の残高証明書(住宅ローン控除)です。
4. 領収書をもとに帳簿をつけよう
領収書など、ソースがそろったところで、いよいよ帳簿付けを開始しましょう。自分でつけるのが面倒な場合は、「やよいの白色申告 オンライン」あるいは「やよいの青色申告 オンライン」といった確定申告ソフトにおまかせするのもひとつの手です。
国税庁が期限の変更を公表したため、上記を追記し記事内容を更新しました。(2020年3月5日)
この連載の記事
- 第62回
ビジネス
【2020年4月16日提出期限】確定申告の必要な人 対象者はだれ? - 第61回
ビジネス
【朗報!】青色申告承認申請手続きも、4月15日に延長 - 第60回
ビジネス
【2020年提出】確定申告の必要書類まとめ - 第59回
ビジネス
【2020年提出】確定申告、e-Taxが利用できない時間に注意! - 第58回
ビジネス
【2020年提出】確定申告、医療費控除明細書の書き方と入手法 - 第57回
ビジネス
【2020年提出】確定申告書、提出しないと罰則 !? - 第56回
ビジネス
【2020年提出】確定申告、電車賃など領収書がない経費の処理方法 - 第55回
ビジネス
【2020年提出】確定申告、医療費控除の対象になる費用まとめ - 第54回
ビジネス
【2020年提出】確定申告、税務署は土日も開いてる? 2月24日は朗報! - 第53回
ビジネス
【2020年提出】確定申告の準備方法まとめ
この記事の編集者は以下の記事もオススメしています
-
ビジネス
【2020年提出】確定申告の必要な人 対象者はだれ? -
ビジネス
【2020年提出】国税庁が公表、確定申告「ふるさと納税の申告漏れ」に注意 -
ビジネス
【2020年提出】確定申告ガイド(目次) -
sponsored
確定申告はe-Taxとマイナンバーカードが便利で簡単! -
sponsored
フリーランスと軽減税率 インボイス制度で収入が減る!? 取引ができなくなる!? -
sponsored
初めての確定申告、個人事業主・フリーランスが「損しない」方法