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Ryzen 7 3700XとGeForce GTX 1650の性能をチェック

Ryzen 7&GeForce搭載「DAIV A5」は13万円台でも実用性高めでクリエイティブPC入門機にオススメ

2020年01月21日 17時00分更新

文● 周防克弥 編集●市川/ASCII

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「DAIV A5」

 マウスコンピューターiconのクリエイター向けブランド「DAIVicon」シリーズの「DAIV A5icon」は、Ryzen 7 3700Xを採用したデスクトップパソコン。同じクラスのインテル製Coreプロセッサーに比べてコア数が多く処理能力が高めなのが特徴だ。また、価格が13万5080円とコストパフォーマンスに優れているのも魅力となっている。今回はDAIV A5iconの実力を確認すべく、ベンチマークテストを実施してみた。

13万円台ながら実用性高めのパフォーマンスを発揮するモデル

 試用機の構成は、Ryzen 7 3700X(8コア/16スレッド、 3.6GHz~最大4.4GHz)、GeForce GTX 1650 4GB、16GBメモリー(8GBx2)、256GB M.2 SSD+1TB HDDとなっている。DAIV A5iconはクリエイティブ入門機という位置づけでもあるので、基本スペックとしては十分といえるだろう。

 チップセットは「AMD X570」を採用し、Ryzen 7プロセッサーの特長のひとつである「PCI Express 4.0」に対応。対応するSSDであれば、読み込み速度5000MB/秒という高速転送ができる。デフォルトはSATA接続だが、PCIe 4.0対応のM.2 SSDにカスタマイズできるので、大容量データを頻繁に転送するユーザーなら考慮してもよい選択だろう。

 DAIV A5iconの基本スペックを確認するため、定番のベンチマークテストを行なってみた。まずは「PCMark 10」から。

PCMark 10のスコアは5975。個別のスコアを見ても平均的に良好だろう

 PCMark 10のスコアは5975となかなかの数値を出している。個別のスコアを見るとどの数値も高めだが、「Apps Score」は5桁まで上がっているため、CPUの実力の高さがうかがえる。反対に、「Video Score」はほかに比べて低め。このスコアはGeForce GTX 1650が関係しているだろうが、それでも実用性は十分高いと感じられる結果となった。

 続いて、GPUを中心にしたグラフィック系の性能が確認できる「3DMark」を実行してみた。

3DMarkのスコアは3877と標準的な数値だ

 3DMarkのスコアは、ほぼGPUの性能そのものといっていいだろう。GTX系の中でもローエンド向けのGeForce GTX 1650ならこの辺に収まるのは致し方ない。詳細を見ると、CPUが9833、GPUが3503とGPU性能が少し低い感じではある。だが、本機はゲーミングパソコンではないので、グラフィック機能を重視しないなら、この組み合わせはコスト的にもバランスがよいと思われる。

 次はCINEBENCH R15を試してみた。すでに最新版のR20が配布されていてR15は入手できないが、過去のデータとの比較がしやすいR15での測定を実施。

CINEBENCH R15のスコア結果

 スコアはOpenGLが157.68fps、CPUが2155cb、CPU(Single Core)が206cbとなった。OpenGLはGeForce GTX 1650の性能がそのまま反映されているとともに、Ryzen 7 3700Xは8コア/16スレッドで動作するのでスコアの伸びはかなりよい。Ryzen 7プロセッサーの実力を再確認できる結果となった。マルチスレッドだけでなく、シングルスレッドの伸びもよく、ゲームなどでよい結果が出るのも納得できる。

 次はCINEBENCH R20で測定。ほかのゲームを中心にしたベンチマークなどでもよく見かけるが、かなりのハイスコアを出していた。同クラスにあたるCore i7-9700Kと、上位モデルであるCore i9-9900Kよりも高いスコアなので、Ryzen 7 3700Xの性能の高さには本当に驚くばかりだ。

CINEBENCH R20のスコア結果。マルチコアで4902pts、シングルコアで505ptsとなった

 DAIVシリーズとはいえ、やはり息抜きにゲームくらいはしたいだろう。そこで「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク(以下、FFXVベンチ)」を実施してみた。

1920×1080ドット+画質設定「標準品質」のスコアは5035で、評価は「やや快適」。デフォルト設定ではやはりGeForce GTX 1650の負荷は高め

1920×1080ドット+画質設定「軽量品質」 のスコアは6505で、評価は「快適」

1920×1080ドット+軽量品質で測定中にタスクマネージャーを起動し、動作状況を確認してみた。軽量品質の場合、GPUはほぼ100%まで使いきっているが、CPUは余裕の30%弱となった

 FFXVベンチ測定中(1920×1080ドット+軽量品質)のタスクマネージャーを見ると、CPUの稼働率は30%弱でかなり余裕なのがわかるが、GPUは軽量品質でも100%使い切っている感じだ。FFXVベンチは実際のゲームをプレイするのと同じ動作で測定しているため、GPUの負荷がかなり高くなるのは明白だ。だから、この結果は予測の範疇といえるだろう。

 ベンチ結果を見るとCPU性能はかなり高いが、GPUはエントリークラス相応という結果になった。とはいっても、これはゲームをする際の結果なのでGPU負荷がそれほど高くないクリエイティブ系ソフトではさほど気にすることはないだろう。静止画の処理中心ならGPUの性能はあまり求めない、私のようなカメラマンにとって最適な構成なのかもしれない。次回は、普段よく使用しているPhotoshopを中心に、クリエイティブ性能の実力を確認してみたい。

試用機の主なスペック
機種名 DAIV A5
CPU Ryzen 7 3700X
グラフィックス GeForce GTX 1650
メモリー 16GB(8GB×2)
ストレージ 256GB SSD+1TB HDD
内蔵ドライブ -
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)
インターフェース DisplayPort×1、HDMI端子×1、DVI-D端子×1、USB 3.0×8、USB 3.1×2、ラインイン、ラインアウト、ヘッドフォン出力×1、マイク入力×2、PS/2端子
サイズ/重量 およそ幅190×奥行490×高さ490mm/約9.4kg
OS Windows 10 Home(64bit)

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