●シャープは8Kカメラが訴求材料
今年のCESでは、特に日本(日系)メーカーの存在感が目立っていた。
シャープは数年前には経営不振により、CESの出展から撤退していたが、ここ最近、復活を遂げ、今年は8Kを中心とした展示に注力していた。
そんななか、シャープは、現在、8Kカメラを搭載した5Gスマホを開発中だとアナウンスした。具体的な製品化の時期などは言及されなかったが、おそらく、日本で5Gがスタートする今年の春あたりがターゲットになっていそうだ。
シャープでは、8Kテレビを強力にプッシュしていることから、5Gスマホにおいても、8Kカメラを訴求材料として使っていくようだ。
今回、シャープは、dynabookブランドで8Kの映像編集が可能なパソコンも発表。8Kの撮影から編集、表示までを一気通貫で提供していく方向性を示していた。
●ソニーはプロ向け映像機材で5G展開
また、ソニーでは、同社の強みとなっているプロ向け映像機材の連携で5G展開を目指していく。プロスポーツ中継のカメラに5Gスマホを設置し、映像の伝送をケーブルではなく5G回線でやってしまうという試みだ。
確かにスポーツ中継では、高画質の映像をリアルタイムに届けるニーズが高い。また、ゴルフやモータースポーツの中継では、ゴルフ場やサーキットに何十キロものケーブルを敷設しなくてはならない。そうした面倒臭さを一気に解消するために5Gスマホによる映像伝送が注目されているというわけだ。

この連載の記事
-
第262回
トピックス
ソフトバンクとKDDIが“空の救助網” 雪山遭難、ドローンで発見 -
第261回
トピックス
スマホ5G“ミリ波”肩透かし 6Gは“センチメートル波”が鍵に -
第260回
トピックス
ドコモ苦戦 携帯3社、“値上げ”で明暗 -
第259回
トピックス
KDDI、通信品質で再び首位に ドコモとソフトバンクが不満「あの評価基準はおかしい」 -
第258回
トピックス
アドビ、AIで若年層開拓 “映える”画像を作りやすく -
第257回
トピックス
ドコモ経由の“NISAデビュー”増える マネックスか、SBIか、悩ましい選択に -
第256回
トピックス
KDDIドローン事業、9年目で軌道に乗る兆し 無人AIポート運用に成功 -
第255回
トピックス
楽天モバイル“値上げしない宣言”に他社が苦言 「自分たちでネットワークを構築しないくせに」 -
第254回
トピックス
クアルコム「Snapdragon」名称迷走 PC市場での認知施策が課題に -
第253回
iPhone
アップル新型「iPhone」全部比べた オススメはこれ -
第252回
トピックス
アップル「iPhone 17」eSIM専用に? 注目集める - この連載の一覧へ











