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山根博士の海外モバイル通信 第477回

今度のウェアラブルは空を飛ぶ! 腕時計スタイルのドローンが登場

2019年12月26日 10時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII

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腕時計がドローンになる!?

 AirPodsが好調でウェアラブルデバイスで世界シェア1位の座をキープしているアップル。しかしスマートウォッチ・リストバンド型デバイスではシャオミに首位を奪われており、「ウェアラブル」と一言でまとめても実はいろいろな製品があります。中国のBeijing Mobox Technology(Mobox)が開発したウェアラブルデバイスは腕時計型。しかも空を飛ぶのです。

腕から外してドローンになるTiMAX-X1

 TiMAX-X1はちょっと分厚い腕時計。スマートウォッチとしても使え、2GHzのCPUにメモリー4GB、内蔵ストレージ16GBを搭載。バッテリーは交換式でSIMカードも装着できます。つまり単体で通話も可能とのこと。また防水防塵対応です。

SIMカードの入るドローンでもある

 ドローンとしての性能は、カメラが720pであること以外はまだ不明。バッテリーの持ちもわかりません。ちなみに、スペックを見るとバッテリーは750mAh。別途400mAhの表記もあります。すなわち、スマートウォッチ部分はスマートウォッチとして使い、その中にドローンの本体を格納するようになっているようです。つまりドローンは400mAhバッテリーを使うということですね。付属リストを見るとたしかにプロペラは別途取り付けるようです。

スマートウォッチとは別にプロペラモジュールが付属

 ということで、プロペラは外付け式、別途ポケットなどに入れておかねばなりません。しかし、ここまで小さいのであれば気にならないでしょう。

プロペラの装着方法が気になる

 ドローンは小型のものでも持ち運びには気を使います。ケースに入れて、そこから出して飛ばすとなると、場所によっては使うのが面倒だったり。また室内で撮影したいときも、いちいちカバンから出すのは面倒。でも、腕時計タイプなら常に身に着けていますから、飛ばしたいときにすぐ飛ばすことができます。

ウェアラブルなので飛ばしたいときにすぐ飛ばせる

 ここまで小型化するのは大変なようで、価格は899ドル、約10万円です。スマートウォッチの画面でストリーミング映像が確認できるなど、未来を感じられる製品であればその価値はあるかもしれません。製品の仕上げ具合など、実物をぜひ見てみたいものです。

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