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新車を買った情報2019 第38回

マツダ ロードスターRFのトランクにVOXのスピーカーキャビネットを積んでみた

2019年12月21日 12時00分更新

文● 四本淑三、編集● ASCII

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突き上げに負けない真空管アンプ

 このギターアンプは、蛍光表示管の技術を応用した新真空管「Nutube」を使っていて、従来の真空管アンプよりも衝撃に強いというメリットもあります。ロードスターのような、そこそこ足回りが硬くて、そこそこ突き上げのあるクルマで運ぶ場合、これは心強い。

 しかし届いたら、クルマに積む前にまず音を出す。楽器ですから当然であります。

 これがなかなかオールマイティーなアンプでありまして、AC30を代表とするVOXサウンドは当然として、JCM800系統のマーシャル的なクランチからハイゲイン、そしてローランドのJCシリーズのようなパキパキクリーントーンまで、チャンネルやモードの切り替えで幅広くカバーいたします。

 パワー段はデジタルですが、そこにNutubeを組み合わせることで、真空管同様のコンプレッション感やバイアス設定による音色の変化も楽しめる。くわえてこのパワー段は2系統ありまして、FXループにエフェクターをつなぐと、そのドライ信号とウエット信号を別々のスピーカーから出力できます。つまりステレオ。

 おじさん世代にわかりやすく言うと「ブライトンロック」の「ガタガタガン、ガタガタガン」と左右に飛び交うエコーチャンバーがかかったギターソロ、アレがアンプ1台でできるんであります。ブライアン・メイ愛用のAC30そのまんまの音は当たり前に出るので、あとは適当なブースターでミッドレンジを足すだけ。私はウエット出力用に8インチのVOX BC108、ディレイにEventideのH9をつないで遊んでおります。

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