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業界人の《ことば》から 第372回

ローソンとKDDIの提携でPontaポイントに年2000億円が流れる

2019年12月19日 09時00分更新

文● 大河原克行、編集● ASCII

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次世代型コンビニの実現

 「ローソンはさまざまなチャレンジをしている。そのなかのひとつが、夜間無人店舗。実験店舗では、セルフレジだけにして、アプリで入店してもらうといったことも行なっているが、そこではいろいろな課題が生まれている。顧客から見て、もっと使いやすいものにする必要がある。こうしたところにも、今回の協業が生きると考えている」

 今回の協業で目指す姿を「AUGMENTEDコンビニ」とし、次世代型コンビニサービスの実現を視野に据える。

 AUGMENTEDの最初の2文字が「au」という語呂合わせもしている。

 次世代型コンビニサービスとして、顧客の個人の嗜好とエリアの動態情報、在庫管理テクノロジーの組み合わせることにより、顧客と店舗をリアルタイムでマッチングし、食品ロスの低減につなげたり、モバイルオーダーと認証、決済、ロボティクス無人受け取り機の組み合わせで労働人口減少対策と顧客体験を向上を実現したりといったことが実現する。

 そのほか、個人活動量計デバイスと個人別趣味嗜好レコメンドサービス、購買、食事データ管理との組み合わせで、個人ごとにおすすめの商品を提示したり、1万歩歩いた人には栄養ドリンクの購入クーポンをプレゼントしたりといったサービスも可能になる。

 「お客様に寄り添った新しい消費体験が可能になり、令和時代の社会インフラが構築できる」(KDDIの高橋社長)とする。

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