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ゲス不倫・宮崎謙介氏が初披露、「夫婦危機」を回避する3つの秘訣

2019年12月18日 06時00分更新

文● 宮崎謙介(ダイヤモンド・オンライン

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約4年前、妻が妊娠中にグラビアアイドルとの不倫が発覚し、多くのメディアから「ゲス不倫」と批判された元衆議院議員の宮崎謙介氏。だが、騒動の渦中にあっても夫婦間では離婚の話は一切なく、今も円満な関係を築いている。夫の常日頃の行動によって夫婦の危機は回避できるという宮崎氏に、その秘訣を初披露してもらった。(元衆議院議員 宮崎謙介)

不倫騒動の渦中でも
妻の辞書に「離婚」なし

 あれからもう少しで4年を迎えます。2016年1月に発覚したスキャンダルは、連日のようにワイドショーを賑わせました。

 すべては私の不徳の致すところです。今思えば、どうしてあんなことをしてしまったのか、ひとえに自らの弱さが原因だったのですが、あれから一日たりともその失敗を忘れたことはありません。改めて心からおわびを申し上げたいです。

 さて、約4年が経過しようとする中で、今でも多くの方々から質問されるのが「どうやってあの騒動を乗り越えたの? 奥さんは大丈夫だったの?」ということです。

 確かに、あの事件は世の多くの女性から反感を買うことではありますが、誰よりも直接的に迷惑を被るのは妻です。したがって、私の妻が世界中の誰よりも怒るであろうし、三くだり半を突き付けられただろうと皆さんは思うわけです。

 しかし、真実を申し上げると、妻から冷たい言葉をかけられることはありませんでした。それどころか、妻から言われたのは「私の辞書に『離婚』という文字はないから」というものでした。率直に驚きました。

 一体、妻は何を考えているのだろう…。

 とはいえ、不倫騒動の直後は、この件について妻となかなか突っ込んだ話ができませんでした。しばらく時がたった後、恐る恐る本人に真意をきいてみたところ、私と妻が付き合い始めてから今までの行いによって、妻は「離婚しない」という判断を当然のようにしたそうなのです。

 私は自分の行動を常に意識的に考えているわけではないのですが、冷静に考えてみると、なるほどこれが「夫婦円満の秘訣」なのかと思うことがいくつか思い浮かんできました。

 もちろん、私の起こした騒動を肯定するつもりは全くありません。しかし、このようなことがあっても揺るがない夫婦関係を築けた理由をお伝えすることが、多少でもお役に立つならと思い、せんえつながら、ご紹介したいと思います。

親しき中にも礼儀
正しいオナラの仕方

 昔から「親しき中にも礼儀あり」といいます。

 うまい表現をしているなと思います。夫婦はそもそも別人です。育ってきた環境が違うから好き嫌いは否めません。夏が嫌いな人、セロリが好きな人など、さまざまです。そういう一つ一つの違いを尊重するところがスタートラインなのだと思っています。

 この「最低限の礼儀をわきまえる」ということは、言い換えれば、人を尊重することだと思います。

 わかりやすい例で話しましょう。

 例えば、オナラです。

 私は男兄弟の末っ子として育ちました。さらに学校が男子校でもあり荒々しく育ってきたので、比較的豪快にオナラをします。それが当たり前だと思っていました。

 さすがに妻と付き合い始めた頃は気にしていたのですが、それも最初のうち。そんな気遣いは次第に緩み、むしろ豪快さに拍車がかかる始末でした。

 しかし、妻の明らかに嫌そうな顔を見ていて、ある日、私が礼儀を逸しているということに遅ればせながら気づくわけです。

 といっても、生理現象を止める訳にはいきません。「トイレに駆け込め」と言う人もいるでしょうが、そんな余裕がいつもあるわけではありません。私の場合、まずオナラの直前に妻の耳を塞ぎ、放屁の後は妻の鼻をつまむと同時に、もう片方の手で雑誌を持って10秒ぐらいあおぎます。

 妻が嫌がるポイントは「音」と「臭い」だったので、この方法によって夫婦間の課題は解決されたのです。

 オナラへの嫌悪感は、人によってさまざまですから、夫婦で生活を共にしていく中で、どのラインが自分たちの許容範囲なのかを見極めることが大事です。

 いきなり極端な事例を持ち出してしまいましたが、夫婦円満のための最初の秘訣は、二人がストレスを感じず、怒りを覚えず、なるべく穏やかに暮らせるためにはどのようなルールを設けるべきかを絶えず話し合うということです。飲んで帰る時間、家事の分担もそうです。お互いに嫌なことを全て吐き出してから、その絶妙な解決策を提示し、それをルール化していく。それが我が家の「立法」スタイルです。

アニバーサリーには
最大限の力を入れる

 次に「節目」を大切にすることが女性にとっては大事だと思っています。日本語で言うと記念日というやつで、英語にするとアニバーサリーというやつです。

 ちなみに我が家の記念日は冬に集中しています。クリスマスから始まり、年末年始が落ちつき始めた1月17日に私の誕生日がやってきて、2月初頭に息子の誕生日がやってきます。そして、2月後半には結婚記念日があり、2月27日は妻の誕生日です。

 せめて結婚記念日は夏にすればよかったと思うこともありますが、ともかくも、毎年やってくる冬の「アニバーサリーラッシュ」は一つ一つ丁寧に向き合っていかねばならないのです。

 アニバーサリーの中で妻が最も好きなのはクリスマスです。浄土真宗の家の生まれなのに、クリスマスが大好きで、自分の誕生日よりもクリスマスを大切にしたいそうなのです。そのことは付き合い始めの頃から聞いていたので、いつも最も力を入れてきました。

 まずデートのレストランは気合を入れて選定しますし、プレゼントを渡す演出だってやります。恥ずかしくても、お店の人に協力をしてもらい、サプライズを交えてプレゼントを渡すこともありました。こういう演出は私の妻には刺さりますが、女性によっては「恥ずかしくて嫌だ」という人もいるでしょうから、見極めが必要だと思います。

 子供が生まれてからもクリスマスは大切にしています。ディナーは難しいので、子供を預けて夫婦でお決まりのフレンチレストランでランチをします。お昼なのでシャンパンとワインを1杯ずつというルールを設けて、二人だけの時間を大切にしています。

 ちなみに、このフレンチレストランに来るのは年に一度、クリスマスのみです。そうすることでクリスマスを大切に噛み締めることができます。

 そして夜は息子を囲んでクリスマスの温かい時間を過ごします。我が家ではサンタクロース形式を採用しており、クリスマスツリーの下にこっそりプレゼントを置き、翌朝の息子のリアクションを楽しんでいます。これも夫婦にとっての楽しみです。

 あの騒動で議員辞職を表明したのが16年2月。そのすぐ後に結婚記念日がやってきました。さすがにマスコミが待ち構えていて家の外に出ることができず、お祝いをすることを諦めました。

 しかし、ここで諦めたら男がすたると思い、どうすればいいのか知恵を絞りました。インターネットで探し、たどり着いたのが、家に一流シェフがやってきて料理を振る舞ってくれるサービス。妻はその年の結婚記念日のお祝いは諦めていたそうで、想定外のことに涙を流して喜んでくれました。そもそも外出できない事態を招いたのは私のせいなのですが…。

 一つ一つのイベントを大切にすることは、確実に夫婦の思い出を積み上げていきます。それはレンガを積み上げるようなものであり、ちょっとやそっとの嵐では壊れない強固なものになっていきます。言ってみれば、我が家は万が一の「災害」に備え、イベントという土のうを積み上げてスーパー堤防を築いています。

定期的なミーティングで
ビジョンを共有

 3つ目は、ビジョンの共有です。夫婦、家族は社会における最小単位のコミュニティーであり、組織だと私は考えています。組織である以上、方向性の共有は極めて重要です。基本方針をどのように置き、短期・中期・長期の目標をどうするのかということを設定し、それを遂行すべきなのです。

 そして、定期的に現状についての確認をし合うことが大切です。我が家では毎日、家族で顔を合わせて朝食をとります。たとえ、前日の夜の接待で帰りが明け方であっても、そのルーティンは欠かしません。どれだけ眠くても、朝食の場では爽やかに前日の夜の話をしつつ、その日の予定の確認をします。

 そして、夫婦でよく行うのはランチミーティングです。これは最低でも週に1回は行います。半分以上はデートのような側面がありますが、食事を楽しみながらも日々のいろいろな課題や関心事などについての意見交換を行います。

 日々の振り返りだけでは組織(家族)としての成長はなく、ここでは中期的な事柄についての反省と展望について話し合うことが多いです。さらに最重要事項として、3カ月から6カ月に一度は家族で旅行にいくようにしています。ある種の家族サービスの一環で、熱海の温泉に行くことが多いです。

 息子が寝静まってからはゆっくり晩酌をするのですが、そこでは将来のことについて話し合うことが多くなります。息子の将来の話もそうですが、今後の人生について夫婦としてどのようなスタンスで、何を目指し、どのような行動をとっていくのか、家族としてのビジョンについて語り合います。また、現時点で基本的なビジョンからずれていないかどうかも確認し合っています。

 この長期目標のすり合わせは組織運営をする上では非常に大切で、ここが根底からぶれてしまうと関係性は崩れてしまいます。日常とは違う環境に身を置き、解放的な気持ちになって明るい未来を想像することはとても効果的です。政界に戻りたいのか否か、テレビの仕事ではどんなことを実現したいのか、ビジネスはどれくらいのバランスで取り組んでいくのか。夫婦としての方向性をとことん妄想を膨らませつつも議論を繰り返します。ビジョンの共有ができていれば、ちょっとやそっとのトラブルがあっても協力して乗り越えていけるというわけです。

 我が家では、これを「夫婦間選挙」と呼んでいて、公約を掲げてお互いに確認し、それを支持するということをし、時には当初のマニフェストと今の言動がぶれているのではないかという指摘もします。きちんとこの選挙をくぐり抜けていかないと、夫婦は「解散」してしまうかもしれませんね。

 他にも細かいことを挙げればきりがないのですが、我が家の夫婦円満の秘訣の基本はこんなところです。いずれにも共通することは、「夫婦は他人」ということを忘れずに尊厳を保つことだと思います。


※本記事はダイヤモンド・オンラインからの転載です。転載元はこちら

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