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完全電気商用飛行機が初飛行に成功、電化への一歩踏み出す

2019年12月13日 07時47分更新

文● Charlotte Jee

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Associated Press

12月10日、完全電気商用飛行機が、カナダのバンクーバー周辺で初飛行をした。飛行時間は、わずか15分間だった。

この飛行機は、62年前に製造された6人乗りの水上飛行機を、電気モーターに改造したものだ。電気モーターを設計したオーストラリアのエンジニアリング会社「マグニクス(MagniX)」が、世界最大の水上飛行機航空会社「ハーバー・エアー(Harbour Air)」と提携し、今回のテスト飛行を実施した。 ハーバー・エアーは、必要な安全性と規制当局からの承認を得られ次第、2022年までにすべての飛行機を電気化する計画だと述べている。この電気飛行機は、今のところ160キロメートルしか飛行できないものの、ハーバー・エアーが必要としている短距離飛行には十分対応できる。

世界的な二酸化炭素排出量において航空分野が占める割合は、深刻かつ急速に拡大している。その影響を軽減するため、数多くの研究プロジェクトが世界中で進められており、電気輸送機への移行は究極の目標だ。

乗客5人程度の小型電気飛行機における技術は進歩したものの、はるかに多くの電力が必要な乗客50人以上の電気飛行機はさらに困難な挑戦となる。鍵を握るのは電池テクノロジーのブレークスルーだ。 少なくとも現時点では、ハイブリッド飛行機への切り替えが現実的だろう。

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