オリンパスのOM-Dシリーズの元祖「E-M5」が久しぶりにリニューアルしたのである。前回のE-M5 Mark IIが2015年発売だったので、4年ぶりだ。
ファインダー部がぴょこんと三角にとんがった往年の一眼レフっぽいスタイルは健在。これがなかなかいい。発売当初は、最新ミラーレスなのにわざわざレトロな外観にするかねえ、と思ったのだけど、これがいざ使ってみると、この形、なかなか具合がいいのである。ファインダーも覗きやすいし構えやすい。しかも前モデルよりちょっと軽くなったので携帯性も上がった。
わたしは今、2016年末に出たE-M1 Mark IIをメインに使ってるけど、E-M5 Mark IIIを手にでかけてみると、軽くてコンパクトで同じ写りを楽しめるならそれは正義だなあ、猫を撮るだけなら携帯性大事だし、と思うわけである。ボディー内手ブレ補正も超強力だし。しかも、コンパクトな単焦点レンズを付けるとこれがなかなか似合うのだ。
このレンズで撮ったお昼寝猫さんがこちら。撮影場所はいつもの「保護猫シェルターqueue」。
マイクロフォーサーズなのでイメージセンサーはちょっと小さめだけど、センサーサイズよりも大事なのはレンズだよなあと思う。
冒頭写真は、カメラのレンズキットに付属する高倍率ズームレンズなのでクオリティー的にはどうしても単焦点レンズには負けるけど、こういう一瞬を捉えるにはズームレンズは便利。保護猫シェルター「queue」で猫を撮ってたら他のお客さんが猫といい感じにたわむれてたので撮らせてもらったのだ。
この先は街の地域猫の話。よく晴れた秋も深まった日は猫スポットへ行くに限るのである。ちょいと用事を済ませたのち、そういえばこの辺に猫がいる公園あったよなと足を伸ばすと、姿が見当たらない。ここの地域猫も減っちゃったのかなと思ったら、灌木の影からズモっと顔を出すではないか。
思わず望遠にして追うと、獲物を狙うときのように姿勢を低くして抜き足差し足で歩いてる。
この連載の記事
-
第865回
デジカメ
4つのカメラを搭載したサムスン電子「Galaxy S24 Ultra」は猫の顔アップもピシッと撮れる -
第864回
デジカメ
”猫撮影の基本”第3弾! 背景やボケ具合をコントロールするとよりイメージどおりの写真が撮れる -
第863回
デジカメ
”猫撮影の基本”第2弾! 広角と望遠の特性を知って使い分けると写真のバリエーションがぐっと広がる -
第862回
デジカメ
構える高さを工夫すると猫写真は大きく変わる! 新年度なのであらためて猫の撮り方ノウハウをご紹介 -
第861回
デジカメ
10年前に撮った猫とまさかの再会! 数年ぶりに出会っていた猫たちの写真をライブラリーから探し出した -
第860回
デジカメ
膝の上で気持ちよさそうにしている猫を親指シャッターやアクロバティックな体勢で自撮り! -
第859回
デジカメ
富士フイルム「X100VI」は発売前から大人気! 歴代「X100シリーズ」で撮った猫写真を集めてみた -
第858回
デジカメ
ぱぱっと設定できて程良い距離感で猫が撮れる! 富士フイルム「X100VI」は楽しい趣味カメラだ -
第857回
デジカメ
噛んだり、テレビを見たり、眠ったり……うちの黒猫ミルならではの瞬間を狙ってみた -
第856回
デジカメ
望遠に強い「OM SYSTEM OM-1 Mark II」+100-400mmレンズで寝ている猫を“どアップ”で撮影 -
第855回
デジカメ
ロゴが「OM SYSTEM」に変わった「OM-1 Mark II」を持って早速猫撮影へ - この連載の一覧へ