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篠原修司のこれがおいしい 第11回

イカにもってイカれた:

スシロー「3貫盛り盛り祭」を堪能!「まるごとイカ」もすごいぞ

2019年11月22日 16時30分更新

文● 篠原修司 編集●ASCII

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スシローで「3貫盛り盛り祭」開催中!

 回転寿司チェーン「スシロー」が、11月20日から期間限定で、「3貫盛り盛り祭」を開催しています。12月1日まで。

 「3貫盛り祭」と言えば、今年6月に行われたスシロー35周年の創業祭を思い出しますが、今回は「3貫盛り盛り祭」です。盛り盛りですよ、盛り盛り。期待が高まりますね。

 そんなわけで早速食べに行ってきました。

スシローで「3貫盛り盛り祭」

 「3貫盛り盛り祭」で用意されているお皿は以下の5種類です。

  • 本鮪3貫盛り(大とろ、中とろ、赤身)(300円)
  • うにかにいくら(うに、いくら、かに)(300円)
  • サーモン3貫盛り(ジャンボとろサーモン、焼とろサーモン、サーモン)(150円)
  • 青物3貫盛り(〆真さば、〆いわし、生さんま)(100円)
  • いか3貫盛り(いか、たれ漬け真いか、炙りむらさきいか)(100円)

 全部食べると15貫。そんなに食べてもお会計は950円ですんでしまいます。

 また、このほかに期間限定ネタもいくつか登場していました。

  • 大切りまぐろの昆布巻き(100円)
  • 生漬けたらこ(100円)
  • 大とろぶり(100円)
  • 赤えび黄金漬け(150円)
  • 丸ごとイカ寿司 (150円)
  • 窯焼きパンケーキ(300円)

3貫盛りをいただいていきます!!

 それでは実食です。高いお皿の感動を取っておきたいので、手頃なお皿から食べます。

いか3貫盛り(いか、たれ漬け真いか、炙りむらさきいか)(100円)

初手はいかです。左からいか、たれ漬け真いか、炙りむらさきいかの順。

 まずはスタンダードな“いか”から。ねっとり系でありながら、歯ごたえもある正統派のいかって感じです。

 たれ漬け真いかはガチのねっとり系。歯にとけこむような柔らかさ。たれの甘さが強いので、醤油をかけずにいきましょう。

 最後は炙りむらさきいかです。炙りの香りは少なめですが、シャキシャキ系で後味良し。たれ漬け真いかの甘味の主張もうまく中和してくれます。

 いか3貫100円と考えると最高にコスパの良い1皿。

青物3貫盛り(〆真さば、〆いわし、生さんま)(100円)

続いて青物です。上から生さんま、〆真さば、〆いわしの順。

 最初に〆いわしを食べました。いわしは嫌いではないのですが、やや臭みが出てているような気が……。あまり好きないわしではなかったです。

 続いてさんま。新鮮。めっちゃウマい。骨もありましたが、気にならないレベルのウマさです。さんまのコリコリしてる身を食べるのはたまりませんね。

 最後は〆真さばです。きちんと酢で〆られていて、にぎりなのにバッテラ食べてる気分になります。臭みもなく、おいしいです。

 青物3貫は、ものによってはクセがある“青物”なので、好みが分かれそう。

サーモン3貫盛り(ジャンボとろサーモン、焼とろサーモン、サーモン)(150円)

おそらく誰もが注文する3貫盛り、サーモン3貫盛りです。左から焼とろサーモン、サーモン、ジャンボとろサーモンの順。

 ……なんか、サーモンとジャンボとろサーモンが合体してるような見た目ですが、ちゃんと分離しています。

 勢いのまま、初手でジャンボとろサーモン。ジャンボの名に恥じぬとろっぷり。ジャンボなとろで満足感すごいです。

 が、続いて食べたサーモンで食べる順番のミスを痛感。サーモンの味はするものの、とろサーモンのうまさに比べると負けてしまいます。

 焼とろサーモンはややサッパリめのとろサーモンでおいしいのですが、まだ口のなかではジャンボとろサーモンの余韻が頑張っています。

 最初に食べたジャンボとろサーモンがおいしすぎて、全部持っていってしまいました。読者の皆さんは食べる順番にも注意。サーモン→焼とろサーモン→ジャンボとろサーモンと食べて進めていのがオススメです。お間違えなく!

本鮪3貫盛り(大とろ、中とろ、赤身)(300円)

本マグロ。左から大とろ、中とろ、赤身の順。

 サーモンの食べるべき順番を間違えたことを悔やみながらのマグロです。それも本マグロ。

 順番ミスは繰り返しません。もちろん初手赤身をチョイス。普通においしいマグロです。これから控えているネタを考えると、“普通”が助かる。

 続いて中とろ。ちょうど良い中とろっぽさ。バランスが良くてうまいです。これくらいがちょうど良い。

 最後が大とろ。口にいれた瞬間、「あ~、ア・ブ・ラ~~」と思うほどに脂とろけてきます。旨みがたっぷりでいろいろな意味で、やっぱり大とろが最強。強いぞ!

 「大とろ優勝!」と心の中で叫んでしまいました。

 本マグロは選ぶ順番を誤らず、しっかり堪能できました。ホントはサーモンもこういう順番で食べたらよかったのだけど。すまない(まだ引っ張っている)。

うにかにいくら(うに、いくら、かに)(300円)

3貫盛り、最後はうにかにいくらです。そのまんますぎる。左からかに、いくら、うにの順。

 うにから食べました。とろっとろで磯の香りもたっぷり。贅沢です。1貫で考えるとこれが100円かー。うにだけをリピートしたいと思うほどのクオリティ。

 いくらはこぼれるほどのってます。小ぶりでぷちぷちした“いくら”が口の中で弾けます。

 カニは最後に。カニ味噌で香りも旨味もまさに“カニ”。この3貫盛り、マグロにおとらず贅沢すぎる。

季節限定ネタは“いか”がいろんな意味でヤバい

 「3貫盛り盛り祭り」のネタを食べつくしました。続いては季節限定ネタに食べ進みます。

大切りまぐろの昆布巻き(100円)

大切りまぐろの昆布巻きです。ネタの横側に昆布が巻かれてます。

 口に入れるとゆずの香りがふわっと広がったあと、まぐろのみずみずしさが素晴らしく、びっくり。

 大切りなので口のなかいっぱいにまぐろが楽しめます。今回、このネタが一番おいしかったかも。

生漬けたらこ(100円)

スシローのメニューにも載ってない(記事執筆時点)軍艦。店頭メニューで発見しました。

 いくら軍艦のいくらが塩たらこになったもの。

 食べてみると、塩たらこなのできゅうりの香りにちょっと負けてしまっていました。きゅうり側から食べるといいかも。

大とろぶり(100円)

冬と言えばブリの季節。大とろぶり、ありましたよ。

 大とろぶりは見てわかるとおり、大きくて肉厚。ぶりだけにぷりっぷりで、脂のってて良いですよー。

 通常の寒ぶり(100円)と比べると、その大きさがわかります。

こちらが通常の寒ぶり。

 と言っても寒ぶりもきれいでおいしい1品。脂をとるか、量をとるか。悩みますね。

赤えび黄金漬け(150円)

赤えびの黄金(こがね)漬けです。たしか、黄金漬けは味噌漬けのことだったと思います。

 ねっとり系の神って感じ! 生えびの甘みと相まってえび好きにはたまりません。とびこのプチプチもアクセントになっていておいしいです。

丸ごとイカ寿司 (150円)

でかい。マジででかいです。

 !!!!!!

 ラスボスの雰囲気がある丸ごといか寿司。「イカの頭(胴体)って大きいんですね」と驚愕。大きい。

 先に足からいきました。屋台の下足焼きをイメージしてたんですが、予想に反してぷるぷるです。

 続いて頭というか胴体。さすがに一口では食べ切れそうになかったので半分ずつ食べました。

 “いか感”たっぷり。最初のいか3貫盛りは“寿司”を食べている感じでしたが(寿司なので当然といえばそうですが)、こちらは完全に、寿司というか“いか”です。中にシャリが入ってますが、“いか”が勝ってます。いかを好きな方はイカがでしょうか!

窯焼きパンケーキ(300円)

デザートには窯焼きパンケーキをいただきました。

 スシローカフェ部が約1年間かけて開発した本格クリーム「べつばらクリーム」を使ったという商品で、ふわふわしたパンケーキにとろ~りとしたはちみつがかかっています。

おいしい! できれば、クリームをもっと多くほしい。

 食べるとスフレの香りが口の中にひろがり、フィナンシェっぽくておいしいです。とくに真ん中あたりの全部がみっちり詰まっているところがおいしい。

 クリームをもっとたっぷり味わいたくなりました。べつばらクリームをもっと多く! スシローさんどうぞお願いします!


※記事内の価格表記は「税抜」です。



筆者紹介:篠原修司

1983年生まれ。福岡県在住のフリーライター。IT、スマホ、ゲーム、ネットの話題やデマの検証を専門に記事を書いています。
Twitter:@digimaga
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