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ごはんとおかずを同時につくれる炊飯器:

ずぼらめしで生活防衛 タイガー「<炊きたて>tacook」

2019年11月12日 16時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)

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 2歳児くんの保護者をしています盛田諒ですこんにちは。人生やっているとめしを作るのが面倒くさくなることは一度や二度ではないでしょう。夫婦ともに職をもって働いているとなれば尚更です。そこで頼りたいのは電気の力。タイガー魔法瓶が11月12日に発表した「<炊きたて>tacook(タクック)」はごはんとおかずを同時につくれる炊飯器の新製品。正義のずぼらめし製造機です。

<炊きたて>tacook(タクック)

<炊きたて>tacook(タクック)JAJ-G550
12月1日発売
想定価格1万3800円
タイガー魔法瓶

https://www.tiger.jp/feature/ricecooker/tacook/

 具体的には炊飯器の中に調理用プレートを入れて、ごはんを炊くときの蒸気でおかずをつくるというソリューション。炊飯用の内鍋を使えばおかずが2品できることになり、たとえば下ではパスタ、上でキッシュをほったらかしで作れる形となっています。新製品は都内一人暮らし狭小キッチンにも置きやすいコンパクトサイズの3合炊き、冷凍してもおいしいごはんを炊くための「冷凍ごはん」メニューも新たに装備。吸水時間を長めにとって炊くことで冷凍してもうまいそうです。

炊飯器には見えないかわいい形

おかず調理用のプレートが入っている

旅館で出てくる一人用の鍋を思い出す

上下で別々のおかずもつくれる

 みなさんごぞんじ料理サイト大手クックパッドもタクック向けレシピを開発。そのひとつが豚ひき肉の上にコンビニなどで売っている千切りキャベツを敷きつめて蒸すだけというキャベツシューマイです。試食したところ想像以上にシューマイで、敬愛する平野レミさんにしたがい「食べればシューマイ」と呼ぶことにしました。包丁も使わなければ洗いものもほとんどなし、なんなら調理用プレートそのまま食卓に出しちまえというずぼら大肯定レシピで興奮しました。

豚ひき肉とキャベツだけ買ってくる

豚ひき肉をプレートに敷きつめる

千切りキャベツをひき肉にのせる

白米と一緒に炊きあげる

蒸しあがったキャベツシューマイ

タクックでつくった料理の数々

 発表会にはタクックを毎日のように使ってツイッターにレシピを投稿してきた愛用者のおちおちさん(@OOGUCCHAN)がいらしていました。やはりキッシュやパスタを作っているのだろうか…と普段作っている料理を聞いてみると「ひじきの煮つけ、切り干し大根、高野豆腐」とのことでおふくろの味が自動調理器によって作られています。「魚を焼いたり、みそ汁をつくるだけで朝食になりますから」とのことで納得でした。つくりおきもドンドンされているそうです。

常備菜もタクックで簡単に作れる

 おちおちさんはさばのみそ煮や豚と白菜のミルフィーユ蒸しなどのメイン料理もタクックで作っているそうですが、ツイッターで出会った知り合いの方はタクックとシャープの自動調理機「ヘルシオ ホットクック」を2台持ちして、ホットクックでは豚の角煮や砂肝のコンフィを低温調理で作るなど使いわけをしていると話していました。なかなかディープな世界です。そういえば勝間和代さんも自動調理機は4台持ちしていて常時稼働させていると言ってましたね。

 個人的には食べればシューマイ的ずぼらめしが好物ですが、ひじきや切り干しのような「ちゃんとごはん食べてるの」系の常備菜が自動生産できるのは気持ちの面でもよさそうです。言ってみれば「ていねいなずぼら」ですね。何かと私生活を罰される現代社会においてずぼら行為はある種の伝統を重んじる人々から批判されがちなところがありますが、時間を搾取されている現代人にとってずぼらは重要な自衛手段。タクックや中食等を活用してずぼらを肯定していきましょう。




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