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格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す! 第137回

10月の法改正後、格安SIMの端末割引やキャンペーンはどう変化した?

2019年10月20日 12時00分更新

文● 正田拓也 編集● ASCII

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楽天はグレードアップした独自仕様のスマホで実質値引き

 自前の設備でネットワークを構築するMNOとしてのサービスも開始した楽天モバイルだが、10月1日以降の新規契約では契約期間による縛りをなくし、加入時の端末大幅割引や高額ポイント付与という特典は無くなってしまった。

 その一方で、楽天モバイル専用にストレージ容量を増やしたモデルを投入、実質的な値引き(?)をしている点も見逃せない。OPPO「Reno A」は、防水やおサイフケータイにも対応している格安な端末で人気だが、楽天モバイルで販売しているモデルはストレージが倍の128GBになっている。それでいて販売価格は通常のSIMフリーモデルの64GB版とほぼ同じか、若干安いくらいとなっている。

 一方、楽天モバイル専用モデルでシャープのAQUOS sense3 liteは、他事業者向けのAQUOS sense3に対して背面カメラをシングルにするなど若干スペックダウンし、税抜3万円切りという価格を実現している。独自仕様をうまく取り混ぜ、直接的な値引きではなく、お得に端末を提供しているのが楽天モバイルとなる。

UQ、ワイモバのサブブランドは少し落ち着く

 9月末まで、端末購入時に最大2年間、月々の料金から割引が発生する料金プランを提供していたサブブランドの2社だが、2年契約がなくなって販売状況は一変。端末購入では在庫処分的なスマートフォンが安値で販売されるにとどまっている。

 反対に、これまではあまりアピールしてなかったSIMだけの契約をより大きく打ち出すようになってきた。現在使っているスマートフォンのSIMロックを解除してそのまま使い、MNPで通信事業者だけ乗り換える加入方法をアピール。家電量販店では、新規加入で数千円のポイント還元があることを訴求している。併売店ではさらに上積みして、最大で2万円ほどのキャッシュバックを打ち出している店もある。

MVNOの中には月額費用の割引やデータ増量なども実施

 また格安SIMの中には、端末割引以外でも、新規加入者に対して、期間限定で月額料金を値引きしたり、データ通信容量を増量したり、初期費用を大幅値引きするなどのキャンペーンが実施されている。

 IIJmioは「みんなおトクに!スマホ代300円&最大15GB増量キャンペーン」として初期費用1円と加入翌月から3ヵ月間は毎月1300円割引とデータ量を3GB増量するキャンペーンを実施中だ。IIJmioは店頭でもSIMフリースマホを値引きし、うまく適用すれば値引きをダブルで受けられる。また、Amazon.co.jpのエントリーパッケージ購入でも、初期費用無料のほか、12ヵ月間、月620円の割引+月3GBの増量が得られる。

IIJmioでも新規契約で基本使用料の割引や通信量の増量を実施

 LINEモバイルは一部を除く音声通話ができるプランで基本利用料を5ヵ月間にわたって半額にするほか、ウェブサイトに掲示されるキャンペーンコードでLINEポイントが5000ポイントもらえるキャンペーンを実施している。

 また、基本料金の割引が大きいのはnuroモバイルで、利用開始翌月から11ヵ月、基本料金が半額になる。ただ、注意しなければならないのは、nuroモバイルは大手MVNOと異なり、音声SIMの契約では今も1年以内の解約で大きな違約金がかかるということ(最大1万2000円で、1ヵ月ごとに1000円減額)。nuroモバイルは規模的に、今回の法改正の対象外なのだと思われる。

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