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マイクロソフトの「Azure Sphere」に対応する国内初のIoTアダプター

2019年10月17日 16時00分更新

文● ASCII

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 アットマークテクノは10月15日、「Azure Sphere」に対応するIoTアダプター「Cactusphere(カクタスフィア)」を開発したと発表。

 Azure Sphereは、マイクロソフトが提供するIoTデバイス向け統合セキュリティーソリューション。セキュリティー機構を搭載したチップや、クラウドプラットフォームサービス「Microsoft Azure」上でのデバイス管理などを含むクラウドセキュリティー機能により、エッジデバイスからクラウドまでの通信を多層的に保護するもの。

 Cactusphereは、Azure Sphereのセキュリティー機能を誰でも簡単に利用できる「Guardian device for Azure Sphere」としては、国内初というIoTアダプター。アナログセンサーや接点入出力機器などの既設装置を、Microsoft Azureに接続できる。

 Azure Sphereのセキュリティー機構により、装置のデータを安全にアップロードできるのはもちろん、デバイスの管理やファームウェア更新などをクラウド側からリモートで実行できるため、長期的な運用管理機能を備えたIoTシステムを構築可能とする。

 アップロードしたデータは、IoTハブサービス「Azure IoT Central」のダッシュボード機能を使って視覚化することもできる。また、Microsoft Azure上の各種のサービスとの連携が可能。

 現在、設備・機器との通信インターフェースを搭載した複数のモデルを開発中で、2020年春までに「Cactusphereシリーズ」として発売予定とのこと。発売時のラインナップは、アナログ入力、接点入力、接点出力、シリアル接続の4モデルで、価格は約1万円。

 また、10月15日から幕張メッセで開催中の「CEATEC2019」の日本マイクロソフトブースにおいて、Cactusphereを展示する。

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