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ゲームやクリエイティブ作業などに合わせてカスタムできるのがBTOの魅力

BTOでゲーミング化した14万円台のキューブ型PCで快適に遊べるかチェック

2019年10月08日 09時00分更新

文● 宮里圭介 編集●阿部/ASCII

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低負荷の実ゲームもフルHDで快適に遊べる

 先ほどのFFベンチ2本はベンチマーク専用のソフトだが、実ゲームのベンチモードを使った性能テストも行なってみた。

 まず試したのは、「FARCRY New Dawn」。ジャンルはアクションアドベンチャーとなっているが、FPS要素もあるゲームだ。解像度は1920×1080ドット、画質は最高に設定した。

「FARCRY New Dawn」のベンチ中画面。シーンによるフレームレートの変化がグラフで表示され、重たいシーンがわかるようになっている

結果は最小、平均、最大フレームレート(FPS)で表示。ベンチ中のフレームレート変化もグラフで表示してくれる。結果はおおむね良好だが、最小46FPSが若干気になる

 結果は最小46FPS、平均57FPS、最大68FPSというもの。最小が46FPSとやや低めで、シーンによっては少しカクツキが気になってしまう可能性がある。とはいえ、快適なプレーの目安となる60FPSに近い値が平均で出ているだけに、十分遊べる範囲といえるだろう。

 もうひとつ試したのは、カーレースゲームの「F1 2019」。比較的軽めなゲームのため、解像度は1920×1080ドット、画質はプリセットから「超高」を選択。また、天候を「豪雨」としてさらに重ための設定にした。

路面に映る車体や観客席など、細部まで描画される美しい画面が魅力。この「F1 2019」のベンチモードを使って性能をチェックした

最低62FPS、平均71FPS、最大79FPSと、重たい設定にしているにもかかわらずかなり快適なものとなっていた

 最低でも62FPSという結果で、不満なく遊べるレベルだ。フルHDで高画質設定のまま遊べるとゲームへの没入感が高まるだけに、フレームレート以上に満足できる。

フルHDで遊ぶなら「Radiant SIX2700H370」のカスタマイズは選択肢のひとつ

 重たいゲームも快適に遊びたい、より高解像度となる2560×1440ドットで遊びたいというならさらに高性能なビデオカードが必要となるが、なるべく小さく、フルHDで多くのゲームが快適に動くパソコンがほしいというのであれば、Radiant SIX2700H370をカスタマイズするというのはよい選択肢だ。

 今回はゲーミングパソコンを例にしたが、イラスト作成、写真・動画編集、仕事で使うワークステーションなど、用途にあわせてカスタマイズできるのがBTOパソコンの醍醐味。自分好みのスペックに変更し、満足いく1台を手に入れたい。

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