コーエーテクモゲームスは9月26日、『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』完成発表会を開催した。
ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~は、ごく普通の少女・ライザを主人公として描かれる「アトリエ」シリーズの最新作。「等身大の少年少女のほんのちょっとの成長」をコンセプトに、キャラクターデザインはトリダモノ氏、シナリオ制作はガストブランド&高橋 弥七郎氏が担当し、「ひと夏の冒険」を描く。PlayStation 4/Nintendo Switch/Steam/DMM GAMES用ソフトとして発売する。
発表会では、コーエーテクモゲームス代表取締役の鯉沼 久史氏が登壇。鯉沼氏は「本作は、22年続くシリーズ最新作です。新しい取り組みに不安はつきものですが、発表当初からライザのビジュアルが多くの人に受け入れられて話題になったり、東京ゲームショウ 2019でも等身大のフィギュアを多くの方に撮影いただくなど、支持をいただいています。また、日本ゲーム大賞 2019のフューチャー部門を受賞したこともうれしかったです」と挨拶した。
続いて、本作のプロデューサーである細井 順三氏、本作の主題歌「虹色の夏」の歌唱を担当する歌手・女優・声優の神田 沙也加さんと、ふなっしーが登場。本作の魅力についてトークセッションを実施した。
トークセッションではまず、本作のテーマについて語られた。細井氏によると、ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~というタイトルの“秘密”と、青春が重要なキーワードになるとのこと。大人になったときに気づく、青春の日常の尊さを描いているという。
神田さんは「少しプレーしましたが、皆さんも青春時代のことを思い出すんじゃないかなと思います。あと、サウンドトラックも素敵です」とコメント。ふなっしーは「本作では様々なアイテムを拾って調合できます。そういえば子供のころはやみくもに色々なものを拾いましたよね」と語った。
続いて、細井氏が本作のシステムについて説明。バトルシステムは、従来のターン制からリアルタイムバトルに一新。これにより、スピーディーでわかりやすく、かつ爽快感のあるバトルが楽しめるという。また細井氏は、様々な素材を採取して組み合わせられる「調合」は、わかりやすく奥深くなるように制作したとアピールしていた。
調合について神田さんは「本作でアトリエシリーズを初めてプレーする人は、この調合が不安なんじゃないかなと思いますが、プレーしてみるとすごく丁寧に説明してくれるので、とてもわかりやすくなったです。本作からアトリエシリーズデビューする人も安心できると思います」とコメントした。
主題歌である虹色の夏について、神田さんは「アトリエシリーズが気になっていたときに、多くのファンの方からSNSでオススメされてプレーしていたので、オファーされたときは大喜びしました。音源をもらって聞いてみたら、イントロからすごくきれいで、爽快感があって気持ちよく聞ける曲だなと。でも、歌詞や音符の持っていきかたなどにどこか寂しさもあって、青春を思い出させる曲だなと感じました」と語った。
細井氏は「作品のクオリティーを高めるきっかけとして、最高のコラボができたと思っています。神田さんにお願いしてよかったと心から思っています」とコメントした。
神田さんはプレーした感想について聞かれると「絵も綺麗で楽曲も素敵なので、どの要素が好きというよりかは総合した世界観が好きでした。そう感じる人が多いんじゃないかなと思います。あと、全体的な世界観に夏の香りを感じます」と答えた。
ふなっしーは「今までプレーしたRPGの敵はおどろおどろしいデザインが多かったですが、本作はどこか可愛いらしいキャラクターが多くて、初めてのRPGとしても入りやすいと思います。ふなっしーがいても違和感なさそうですもんね」と語った。
最後に細井氏は「ガストブランドで全力で作った最新作となります。初めての方もプレーしやすいと思うので、ぜひ遊んでみてほしいです」とアピールした。神田さんは「今日この場にいれて光栄です。多くの皆さんに遊んでほしいです」と挨拶。ふなっしーは「とてもとっつきやすい作品だと感じます。みんなもふなっしーといっしょに始めてほしいです」とコメントした。
ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~は、PlayStation 4/Nintendo Switch版が9月26日、Steam版が10月29日発売となる。
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