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「パソコン自作&マイクラプログラミングワークショップ」レポート

自作したパソコンでマインクラフトのプログラミングに挑戦!

2019年09月26日 17時00分更新

文● 相川いずみ ●編集 ASCII編集部

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 9月22日、東京都千代田区にある科学技術館で、親子向けイベント「大人気YouTuber『あしあと』さんと学ぼう!パソコン自作 & マイクラプログラミングワークショップ」が開催された。『マインクラフト』のゲーム実況で人気の4人組YouTuber「あしあと」から、朱梨さんと豆腐さんがゲストで登場し、子ども達と一緒に最新のパーツを使ったパソコンの組み立てから、マインクラフトでプログラミングまでを挑戦した。

1日で定員が埋まったという、「パソコン自作 & マイクラプログラミングワークショップ」。

 今回参加したのは8組の小学生親子。スマホやノートパソコンなどを使った経験はあるけれど、パソコンの自作は初めてということで、机に用意されたマザーボードやパーツを興味深く眺めていた。

子どもにも人気のYouTuber「あしあと」さんが登場

マインクラフトなどのゲームをプレイしながら、楽しいおしゃべりを披露する「あしあと」メンバーの朱梨さんと豆腐さん。

 ワークショップでは最初に、YouTuber「あしあと」の朱梨さんと豆腐さんが登場。ゲーム実況などを行っているYouTubeの「あしあとチャンネルは」は登録者数45万人超と大人気で、なかでもマインクラフトの動画は再生回数が60万以上のものもある。

 朱梨さんは、パソコンでマインクラフトを遊ぶ利点として、「マインクラフトは、パソコン版ならではの追加要素『MOD』がたくさんあり、好きなものを入れて遊ぶことができます。MODを入れると自由度がグンと上がります。ただ、古いパソコンだと重くなってしまうので、私は新しいものに買い替えたら快適になりました」と話した。

パソコン自作を担当するつばさ先生。

 今回のワークショップでは、パソコン自作のすべての工程ではなく、マザーボードにCPUやビデオカードなど、4つの基幹パーツの取り付けを行った。

CPU、CPUクーラー、メモリー、ビデオカードを順に組み立てて完成を目指す。
最初に、静電気よけの手袋を装着し、子ども達は恐る恐るCPUをマザーボードに乗せていく。次に、CPUクーラーを固定するのだが、その大きさにびっくり。保護者からは「意外に大きい」といった感想もあった。
「あしあと」の2人も、子ども達と一緒にパソコン自作に挑戦。
メモリーを挿し込んだ後は、ビデオカードを装着。今回は、マインクラフトが快適に動くパソコンを自作するということで、ビデオカードも高性能なものを用意。
パソコン自作では欠かせない作業の「ネジ留め」も体験。全員のパソコンが完成し、無事モニターにWindowsの画面が表示された。

体験コーナーでも子ども達がパソコン自作にチャレンジ

 当日の科学技術館は連休中ということもあり、たくさんの親子連れでにぎわっていて、イベントのポスターを見て体験コーナーに訪れる子ども達も多かった。パソコンの仕組みやパーツの説明などを熱心に聞き、組み立てに挑戦していた。

パソコンに使われているひとつひとつのパーツの説明を聞き、実際にマザーボードへ装着するなどの体験を行った。

マインクラフトでプログラミング

 後半は、自作したパソコンでマインクラフトを起ち上げ、プログラミングを行った。講師は、小学生向けプログラミング教室『Tech Kids Camp』のあっこ先生。

『Tech Kids Camp』で行われているマインクラフトコースは、毎回大人気の講座のひとつだ。今回は、「マインクラフト Java Edition」を使用した。

 ワークショップの最初に朱梨さんが説明したように、マインクラフトはゲームの機能を追加したり改造したりできる「MOD」と呼ばれるプログラムをユーザーが自由に入れることができる。今回は、プログラミング要素を追加するMOD「ComputerCraftEdu」を使い、プログラミングを行った。

 参加者のほとんどがプログラミング体験者で、すでにこのMODを使っているという子どももいた。

「ComputerCraftEdu」の説明を聞いた後、試行錯誤しながらプログラミングに取り組む。

 「ComputerCraftEdu」は、マインクラフトの世界にキューブ型のロボット「タートル」を出現させ、矢印やツルハシなどを組み合わせることにより、ロボットに自動で穴を掘らせたり、階段や建物を作らせたりすることができる。

「穴を掘ってみよう」「トンネルを作ってみよう」などのお題に沿って、どうやったらロボットが思ったように動いてくれるかを考え、プログラミングを行う。

 子ども達は「こうすればできるかな」と、失敗と挑戦を繰り返し、最後には見事に空まで届く階段や塔のプログラムを完成させていた。

パソコンでデジタルスキルを身に着ける

 こうして、2時間半にわたるワークショップは終了。参加した子ども達には、「あしあと」さんから修了証が渡された。

 参加者の一人、地元のプログラミング教室に通い、普段からマインクラフトを遊んでいるという小学5年生の男の子は、「家のノートパソコンより、ずっと操作がしやすい。パソコンを組み立てるのは初めてだったけれど、おもしろかった!」と笑顔で話してくれた。見学していたお母さんも、「パソコンの組み立て体験はなかなかできないので、こうした機会があってよかった」と話していた。

パソコン自作は初めてだったという朱梨さんは「参加者のみなさんに、色々なことを教わりました。今度は自分でパソコンを作ります!」と宣言。自作経験者の豆腐さんは、「10年以上前に作ったきりでしたので、最近のパーツの進化に驚きました。今度はパソコン自作し、そのパソコンで遊ぶところを動画にしたい」と話した。

 近年ではノートパソコンのコストパフォーマンスがあがり、子どもに買い与える場合、モバイル性に長けたノートパソコンを選ぶ家庭が多い。しかし、デスクトップは自作ですべてのパーツを好きな仕様で組み上げることができ、かつアイケアを備えたディスプレーを使うことで、子どもの目の健康に対して配慮することが可能だ。

パソコンでマインクラフトを遊んでいる子どもからは「操作も快適で、もうスマホ版には戻れない。解像度も高くできるし、好きなMODを入れられる」といった意見も出た。

 今後CBT(コンピュータを使った試験)が大学入試などで予定されていることから、タイピングスキルの重要性も増してくる。これからの時代に必要なデジタルスキルやリテラシーを育む意味でも、ネット検索を使いこなしたり、プログラミングで課題を解決する能力を養ったりしていくことは、とても重要な体験といえる。また、「ものづくり」を楽しみ、自分たちが使っているコンピュータの仕組みを知る機会として、親子でパソコンを自作してみるのもよいだろう。

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