デルは9月18日に発表会を開催し、ビジネス向けデスクトップパソコン「OptiPlex 7070 Ultra」「Optiplex 7071 Tower」を発表した。
ディスプレースタンドに内蔵するモジュール型デザイン
コンセプトは“ゼロフットプリント
OptiPlex 7070 Ultraは、モジュール型デザインで、オプションの専用マウントと組み合わせればディスプレースタンドに内蔵できるため、一体型パソコンのように使用できる。モジュール型デザインで取り外しが可能なので、ディスプレーのみをアップグレードして取り替えることができるのも、本機の特徴となる。
専用マウントは、27型ディスプレーまでに対応する「Dell P/Uシリーズ用プレミアムスタンド」、24型までに対応する「Dell Eシリーズ用エントリースタンド」のほか、回転・高さ調節に対応する「クイックリリースマウント」、VESA規格のアームと組み合せて使用できる「オフセットVESAマウント」を用意する。また、本機に合わせて同社の23.8型ディスプレー「P2419HC」のスタンドなしモデルも販売する。
インターフェースは、USB 3.1 Gen1、USB 3.1 Gen2×2、USB 3.1 Gen2(Type-C)×2、有線LAN端子、ユニバーサル・オーディオ・ジャックを備える。Type-CはDisplayPort出力と、USB Power Delivery(USB PD)による電源入力も兼ねているため、USB PDによる電源出力とDisplay Port Alt Modeによる映像出力に対応するディスプレーであれば、より配線をスッキリさせることが可能だ。
CPUは、Core i3-8145U/Core i5-8265U/Core i5-8365U/Core i7-8565U/Core i7-8665Uが搭載可能なほか、Core i7はVproも選べる。メモリーは最大64GB、ストレージはHDDが最大2TB、SSDは最大1TBが選択可能となっている。OSはWindows 10 Pro(64bit)/Windows 10 Home(64bit)/Ubuntu 18.04となる。
発表会に登壇したDell Inc., Experience Desin Group Directorのマック 田中氏は「OptiPlex 7070 Ultraは、ユーザーのケーブル配線の問題や狭いデスクでも広々と仕事できる環境がほしいという意見を聞いて開発しました。最初は悩みましたが、デザイナーと話しているときに忍者が部屋の裏に隠れてしまう『忍者屋敷』や、星の王子さまに登場する『目に見えているものより見えないもののほうが大切』というセリフなどにインスピレーションを受け、“ゼロフットプリント”というコンセプトを思いつき、OptiPlex 7070 Ultraのデザインに至りました」とコメント。
また、「ディスプレースタンドにパソコンを入れてしまうことにこだわって開発しました。それならオールインワンパソコンでいいと思うかもしれません。しかし、オールインワンパソコンはディスプレーとパソコンを別々に買い替えることはできないですが、OptiPlex 7070 Ultraはそれができます」とアピールした。