箱から出さずに撮影するときは
手元にカメラがないならスマホが一番
厄介なのは、その撮影。かふかが箱に入るときって、たいていわたしはパソコンに向かってる。で、箱かふか写真を撮ろうとカメラを取りにいくと、わたしが立ち上がったのをみて、遊んでくれると思うのか、ごはんをもらえると思うのか箱から出てきちゃうのだ
たまたま机の上にカメラがあればよいが、そうじゃないときは……手元に必ずあるカメラ……スマホを使うことになる。でも、せっかくならちゃんとしたカメラで撮りたいし、同じアングルの写真ばかりにはしたくない。室内は暗いし背景もごちゃっとしてるので、明るい単焦点レンズをつけて撮りたい。悩ましいのはそこである。それに同じシチュエーションでも上から撮るか横から撮るか、どの角度だと一番よいか、その都度違う。
なかなか難しいのであるが、逆に飼い猫を撮るのって写真の勉強にもなるな。もたもたしてると動いちゃうし。さて、かふかは箱がどんなに小さくても入っていようとするのであるが、今までで一番ムチャしたのがこれ。丸くて小さな籠。まあちょこんと座るだけならなんとかなる。
そこに寝ようとしたのである。
そして、最終的には無理矢理丸くなっておさまったのだ。いやおさまってないけど、おさまりきれてないけど。
いくら何でも無理。というわけで、やっぱ猫は被写体として面白いのであった。猫を飼っているみなさま、ぜひその猫らしい姿をいっぱいおおさめくださいませ。
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筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/

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