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日本HPがテキスタイル印刷ができる 「HP Stitch S プリンター」3モデルを発表

2019年08月21日 17時30分更新

文● 阿部

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 日本HPは8月21日、HP サーマルインクジェット・テクノロジーとテキスタイル業界標準の色材を組み合わせた、昇華型デジタルテキスタイルプリンター「HP Stitch S プリンター」シリーズを8月29日から発売すると発表した。

 ラインナップは「HP Stitch S1000 プリンター」「HP Stitch S500 プリンター」「HP Stitch S300 プリンター」の3モデル。分光測光器を本体に内蔵し、高速かつ正確なカラーマッチングと印刷プロセスの簡素化を実現したとする。

 プリントエリアでインクを乾燥させるため、ファブリック素材に直接プリントする場合も、シャープなプリントが可能な「HP ドロップ&ドライシステム」を採用。

 S300S500に搭載する「OMAS(オプティカルメディアアドバンスセンサー)」、S1000に搭載する「OMAS Plus」は素材送りを制御し、転写紙とファブリック素材の両方に最大速度で印刷可能。

 プリンター間で色の一貫性を保ち、同一のプリントジョブを複数台で実行できる「HPスマートカラーツール」機能も搭載。そのほか、ユーザーが交換できるプリントヘッドをそなえる。

 HP Stitch S1000 プリンターは、中規模以上のテキスタイル印刷事業者向きのプリンター。バックライトやフロントライトを含むソフトサイネージをはじめ、カーテン、椅子、ソファ張地といった、室内装飾などのテキスタイル印刷で高い生産性を誇るとのこと。自動メンテナンス機能も搭載し、ユーザーひとりでも効率よくメディアローディングとアンローディングができる。

 印刷解像度は最大1200×600dpi。サイズは幅574×奥行き138×高さ167cmで、重さは1300kg。価格はオープン価格。

 HP Stitch S500 プリンターは、大量プリントが必要な環境に適するとのこと。左右対称のCMYKプリントヘッドを2基そなえ、トップスピードでも鮮やかで豊かなカラープリントができるとのこと。

 印刷解像度は最大1200×1200dpi。サイズは幅256×奥行き710×高さ142cm で、重さは226kg。希望小売価格は386万6400円から。

 HP Stitch S300 プリンターは、はじめて昇華プリンターを使用するプロトタイプ制作部門や印刷事業者向けのプリンター。転写紙印刷とダイレクトファブリック1の両方に対応する。また、プリンター前面からの素材取り付けにより、設置面積を30%削減する省スペース設計。

 印刷解像度は最大1200×1200dpi。サイズは幅256×奥行き71×高さ138cmで、重さは171kg。希望小売価格は267万8400円から。

 HP Stitch S プリンターシリーズは、8月29日から31日まで東京ビッグサイト(青海展示場Aホール)で開催される「第61回サイン&ディスプレイショウ」の日本HP出展ブースにおいて、さまざまな印刷サンプルと共に展示予定。

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